週末の冒険(庭編)と、『ちょっとみせてくださいな』
はじめに
4月の話です。
わが家にある小さな庭。
ちょっとずつ野菜を育てています。
あたたかくなってきたので、雑草をとって整備をしました。
ということで、今回の冒険は、庭。
庭ですが冒険です、と言い張ってみる。
いや、初めての体験はすべからく冒険なんだよ!(なぜキレたし)
虫をさがせ
というわけで、父子で庭に降り立ちました。
植木鉢をどかすと、虫がたくさんいるんですよ。
ダンゴムシはもちろん、ヤモリもいました。
真っ白いニホンヤモリ。
実は生まれて初めて見たので、動揺して写真を撮り逃す父。
ヤモリはいいヤツなので、大事にしましょう。
草取りをしたあとは、妻が野草を色々植えてました。
こんな感じ。
ちなみに、うちの庭にはヤブガラシがいます…。
抜いても抜いても、あらゆるところから出てくるので、地中に根っこが張り巡らされていると思われる。
なんとかならないかなーと思いつつ、今、検索してたらすごい駆除方法が出てきたので、やってみようかな…。
ちなみに、ドクダミも繁茂していますが、ハーブだと言い張ってみる。
閑話休題。
今回の絵本は、そのまんまです。
『ちょっとみせてくださいな』
植木鉢の下にアリさんが入っていったので、持ち上げてみたらアリの巣が!
他の植木鉢もみてみよう! という話。
福音館書店の月刊誌、「ちいさなかがくのとも」です。
昨年度(2015年度)から定期購読中。
息子には、昨年の時点ではまだ早かったのですが、そろそろ適正年齢(3歳以降)なので、押入れから引っ張りだしてきました。
アリにはじまって、ダンゴムシ、ハサミムシ、ミミズなど、色々と出てきます。
きちんとリアルに描かれているので(ヘンにデフォルメされておらず、一方で、リアルだけど気持ち悪さは感じない)、安心して見せられます。
主人公の女の子も、素朴なタッチでいい感じ。
早速、読み聞かせしてみたところ、ちょうど本物を見たばかりだったせいか、夢中になって見ていました。
指さして、「これダンゴムシ」とか言ってる。
子どもはなぜ、ダンゴムシが好きなのか。
おわりに
作者のほりかわりまこ(堀川理万子)さんを調べてみたところ、たくさん絵本を描いていますね。
最近復刊されたらしい、『ぼくのシチュー、ままのシチュー』という本が気になります。
息子はけっこう料理も好きっぽいのですが(キッチン戦隊クックルンも大好き…)、なかなか合いそうな絵本が見つからなかったので、読んでみようかな。
おしまい。
トーキョーN◎VAのクロガネと、映画『チャッピー』について
トーキョーN◎VA キャスト紹介(クロガネ)
先日、TRPG「トーキョーN◎VA The AXLERATION」のセッションにプレイヤーで参加しました。
SSS のシナリオ「エスケープ・フロム・イワサキ」です。
「イワサキのメインフレームから逃げ出した AI を自分の IANUS にインストールして、一緒に逃げるニューロ(推奨はニューロキッズ)」という、青春まっただ中なキャストをプレイすることに。
スタイルは、クロガネ、カゼ、ニューロになりました。
クロガネのフォルムは、イワサキの災害救助用多脚ドローン「大衛(ダイゴ)」。
AI が逃げてきた企業がイワサキなので、同じイワサキのヴィークルがいいなと思い、色々と調べた結果、こうなった。
ドローンが AI 的な人格に突然目覚めたという設定にしました。
見た目はまんまドローン。
年齢も5歳です。
ちなみにデータ的には、ニューロは申し訳程度で、カゼで戦うキャストです(今回の N◎VA は、カゼが強いですね!)。
ニューロはあんまり関係ないけど、まあいいか。
映画『チャッピー』
AI のキャストを考えたので、何か参考になる映画はないかなーと探して、この映画を観ました。
『第9地区』の監督による作品です(観たことないが…)。
犯罪都市ヨハネスブルグで稼働する警官ロボに、人工知能が宿る話。
警官ロボの設計者であり、人工知能の創造主である主人公は、AI「チャッピー」を大切に育てようとするけど、チャッピーは否応無しに犯罪社会に巻き込まれていく…、という物語です。
(まだ生まれたばかりの)チャッピーがひどい目に遭うシーンは、幼い子どもを持つ身にはとてもツラく、思わず涙が…。
途中、チャッピーが人間たちの想像を超えるシーンがあって、「こっ、これがシンギュラリティ…!」と思いました。
ちょっと超展開すぎるけど。
また、ラストがとても示唆に富むオチで面白かったです。
詳しくは書きませんが、まるで N◎VA みたいな話だなーと思ったり。
全編とおして、社会とか、人間の性みたいなのに対する、皮肉が効いていました。
ちょっとB級テイストで過激ですがけっこう面白かったので、『第9地区』等、他の作品も観たくなってきました。
セッション感想
セッションについて。
チャッピーのように子どもっぽい純粋な性格を意識しつつ、脳内 AI とキャッキャウフフ交流しました。
また、私を追うキャストがまさかのウェットで、とても怖かった。
ニューロはウェットには弱いんです…(神業も効かない!)。
という感じで、ロールプレイに勤しみました。
キャストやゲストとのやり取りも、かなりハマっていて大変おもしろかったです。
また、このシナリオではダブルハンドアウトが採用されていました。
他プレイヤーには見せない、裏のハンドアウトがあるというルール。
サイコロフィクション系のハンドアウトっぽいモノなのかなと思っておりましたが、あちらがマスターの意向やルールでキャストを縛るのに対し、N◎VA のそれは、キャストの見せ場やタイミングをプレイヤーが意図的に作り出す、という感じのモノでした。
プレイヤーとしては、変なプレッシャーがなく、かつ、自分からセッションに介入できる感じなので、楽しいですね。
なるほど面白いルールだなーと思った次第。
「トーキョーN◎VA The AXLERATION」を遊んだのは初めてだったのですが、旧版(N◎VA-D)で追加されてきたルール(ブランチとか)を整理しなおして、うまくまとまっているなーという印象。
まだ SSS のシナリオがたくさんあるようなので、また遊びたいと思います。
おしまい。
トーキョーN◎VA THE AXLERATION (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 鈴吹太郎,F.E.A.R.
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: 単行本
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トーキョーN◎VA THE AXLERATION スーパー・シナリオ・サポート Vol.2 悪魔のいる天国
- 出版社/メーカー: ファーイースト・アミューズメント・リサーチ
- 発売日: 2015/09/03
- メディア: おもちゃ&ホビー
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The Field, Ales Tsurko, Shaded Explorer - Linus 定期便 2016年4月
はじめに
2016年4月の Linus 定期便報告です。
4月も3枚でした。
The Field は自分買い、残り2枚が推薦盤です。
2枚のみにしようと思っていたのに、The Field が決済する直前に入荷していることに気づいてしまい、思わず一緒に買ってしまった。
後悔はしていない。
尚、Linus Records は今、15周年記念でセール中です。
5月7日(土)まで大多数の商品を一律25%オフでご提供させていただきます。15周年だから15%でいいかなと思いましたが、割り引いた後の金額みたら何かインパクト弱かったのでさらに10%上乗せしました。こんな程度の割引ですが精一杯です。よろしくお願いいたします。
— Linus Records (@linusrecords) May 1, 2016
明日までですが…。
旧譜は、定額制ストリーミングサービスで聴けるものも多いですが、フィジカルで持っておきたいモノは捕獲しておこうと思います。
The Field - The Follower (2016)
スウェーデンの Axel Willner さんによる5枚目。
淡く幻想的なミニマル・テクノ。
前作 "Cupid's Head" が2年半前(→感想)。
コンスタントに作品を発表し続け、マイナーバージョンアップを繰り返しながら安定した内容を届け続けています。
今回も全体の方向性はまったく変わらず。
きれいめの音をぐるぐるとループさせながら陶酔感を引き出すという音作り。
リズムを強めに刻む曲の方がインパクトは強いのですが、スロウなトラックの方がスルメ的な味わい深さがあります。
というところも一緒だな…。
今作も安定の出来です。
LINUS RECORDS/Field : The Follower [CD]
Ales Tsurko - Transliaciya (2016)
ベラルーシの Ales Tsurko さんによる1枚目。
変幻自在のポスト・クラシカル。
基本的には、美しいストリングスが情感たっぷりに奏でられております。
いっぽう、その裏側でなぜか、チキチキとしたノイズや、やわらかいビートが鳴っています。
前者はある意味、勢いにまかせて派手に打ち出されていて、後者はある意味、緻密な計算の下で構築されているような印象。
ポスト・クラシカルとエクスペリメンタルの面白い組み合わせです。
聴き手のレイヤー(受け取り方)によって、印象が変化する作品という気がします。
君はこの音楽を楽しんでもいいし、楽しまなくてもいい(世界樹の迷宮)。
LINUS RECORDS/Ales Tsurko : Transliaciya [CD]
Shaded Explorer - Empatia (2016)
イタリアの Emanuele Pertoldi さんによる2枚目。
波間をたゆたうダブ・テクノ。
ビートはゆるく、ひたすらゆるく。
ゆらめきとまどろみととろとろと、浮遊感のある音が、ビートの上を泳ぐ。
リズムで身体を揺するというよりは、音の波に身体をゆだねるような。
おだやかな海に浮かんで、ゆらゆらとたゆたうような音楽です。
あと、最近気づいたのですが、私は水の音がチャプチャプいう音楽に弱いです。
クリックのチキチキと並んで、好きですね。
無条件でほめてしまう…。
とてもよかったです。
LINUS RECORDS/Shaded Explorer : Empatia [CD]
おしまい。