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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

Andy Stott, SineRider, Mungolian Jetset - Linus 定期便 2016年5月

 

はじめに

2016年5月の Linus 定期便報告です。

5月も3枚でした。

1枚 (Mungolian Jetset) は、15周年記念セールで旧譜を捕獲したもの。

このアーティストを知ったのも、定期便のおススメからだったなーと。

akiu.hatenablog.jp

 

定額制ストリーミングサービスで何でも聴けるようになりましたが、その分、自分にとってよい音楽にたどり着くまでが大事だなと思います。

私も Google Play Music を利用していますが、自分の傾向として、新しいアーティストを探すことをしないことがわかってきたので(知っているアーティストの作品を補完していくことが多い)、まったくの新規開拓には、Linus 定期便のようなキュレーションサービスが必要だよなーと、あらためて思うのでありました。

「これを聴いた人はこれも聴いています」的なヤツって、参考にはなるんですが、これだ! っていうのはあまりなくて、だいたいちょっとズレるので、結局、そこから「探す」という行動を取らないといけないんですよねぇ…。

 

Andy Stott - Too Many Voices (2016)

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UK の Andy Stott さんによる4枚目。

実験的かつムードあるベースミュージック。

カットアップとか変則リズムとかを多用した音作りはそのままに。

前作にあった、シリアスな攻撃性はちょっと減退。

優しげな音色や、艶やかなボーカルなどが印象に残ります。

あと彼の作品は、ビートの多彩さが魅力なのかなと、あらためて思いました。

アルバムごとの違いもそうですが、曲単位でも、それぞれいろんな表情を見せています。

まさに職人芸って感じ。

とても良いです。

LINUS RECORDS/Andy Stott : Too Many Voices [CD]

 

SineRider - Seconds Minutes (2016)

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マサチューセッツの Devin Powers さんによる1枚目(デジタルではリリース多数だが CD では初めてとのこと)。

ゆるふわな IDMエレクトロニカ

全体を穏やかな音色でコーティングしており、夢見心地な雰囲気が流れています。

加えて、シューゲイザーIDM っぽい要素も入っていて、意外とつかみどころのない印象も受けます。

といっても、全体の雰囲気はあくまで統一されているので、とおして安心しながら聴きつつ、あっここ面白いな、という具合に発見していく感じ。

それぞれの要素が、ひとつの音楽にうまく溶けこんでいます。

まさに職人芸って感じ。

とても良いです。

LINUS RECORDS/SineRider : Seconds Minutes [CD]

 

Mungolian Jetset - Schlungs (2011)

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ノルウェーの2人組による2枚目。

フロア仕様のエレクトロ・ハウス。

ファンキーでキラキラしたダンストラックと、ノリノリのボーカル。

次作が比較的、ダンスミュージックに寄りつつ、全方位的な音作りをしていたのに比べると、今作はもう少しフロアに意識を向けているような。

身体を揺らす、躍らせることに主眼が置かれているように感じられます。

以前、「WIRE セカンドフロア系」って形容しましたが、今作はメインフロアの浅い時間帯に出てきてもおかしくなさそうな感じです。

即効性高いです。

楽しい。

LINUS RECORDS/Mungolian Jetset : Schlungs [CD]

 

おしまい。

 

www.linusrecords.jp