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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Music】 Fuji Rock Festival '09 3日目

 

3日目。

この日は行く前からヘブン~オレンジ祭りの予定で、本当にそうなった。

 

Altan Urag @ ORANGE COURT

モンゴルのバンド。楽器は伝統楽器(馬頭琴とか)を使ったりしてて、民族音楽系かと思いきや、そうでもなく(映画に提供した曲をやった時はそんな雰囲気もありましたが)、結構ハードなプログレでした。激しくて良かったですが、時間帯的にはもっと緩い方が良かったかな…、と思いました。ボーカルがディジュリドゥみたいにウゴウゴ言いっ放しだったのも、心地良さがなく残念。

 

Juana Molina @ ORANGE COURT

フアナ・モリーナはアルゼンチンの音響派。不思議な音楽でした。透明感のある歌声のバックに、珍妙な低音エレクトロサウンドが蠢いたりと、聴き心地が良いのか悪いのか分からない面白さがありました。ベースとドラムのトリオ編成でしたが、フアナさんはひとりで何役もこなしつつ進めていき、サンプリングを使って、音楽ををその場で構築していました。独特の陶酔感があって良かった(ワインを飲んでいたからじゃないよ、きっと)。陶酔しすぎたのか、天気が良くて心地良くなってしまったのか、しばし入眠。

 

Dachambo @ FIELD OF HEAVEN

なんか最近よくダチャンボのライブを観ている気がします(5月の Rovo 祭でも観たし…)。そんなにファンというわけではないのですが、聴きやすくて踊りやすく、野外での心地良さは非常に安定感がありますね。フレーズの分かりやすさ、リズムの楽しさ、ヘブンの雰囲気とのマッチング、そういった要素がバッチリとはまっており、相変わらず良いなと思いました。「ピカデリア」は名曲。

この後オレンジで頭脳警察を観ようとしたのですが、登場時に散々焦らした挙げ句(呼ぶ声が小さいから出ないとか何とか)、出てきて一発目が「Born to Be Wild」のカバーで、その上声が全然出ておらず、付き合いきれないなと、即効見限りました。こっちは次のステージに向けて気もそぞろなの!

 

サニーデイ・サービス @ FIELD OF HEAVEN

昨年のフジロックで、初日の夜、会場へ向かう新幹線の中で聞いた、サニーデイ再結成の報には本当に驚きました。というわけで、1年後に観たライブでした。内容は…、正直ちょっと、もやもやしました。曽我部さんは声の調子が少し悪そうでしたし、何よりバンドの色彩がちょっと変わってしまったような、ぶっちゃけソガバン寄りになっているというか…。あと、間奏で長尺の激しい演奏を繰り出す「ここで逢いましょう」の展開は、本当に要らないと思います。終わった後「あれ、誰が望んでるんだろうね」って言ってる人がいて、心の底から納得した。これが時間を取りすぎたのか、単純に準備できなかったのか知らないけど、基本3分間ポップスなのに、全9曲は少ないですよねぇ。ただ、新曲を2曲披露してくれたのですが、1曲目がほのぼのかつメロウな、いかにもサニーデイ的な曲だったのは嬉しかったです。2曲目はちょっと合わないかな…と思いましたけど。色々と不満は述べましたが、「スロウライダー」等は良かったと思いました。これからどうなるでしょうか。同じ日の苗場食堂での曽我部恵一BAND がとても良かったという評判を聞くにつれ、複雑な思いを抱いている今日この頃です(セットリスト)。

 

Soul Flower Union @ ORANGE COURT

ソウルフラワーは、伊丹さんが最初から出てきて、いきなり「ロンドンデリー」だったので、大興奮しました。そこからはフェス仕様の選曲で、思い切り歌って踊って思う存分楽しみました。しばらくライブを観ていなかったので(半年くらいか)、色々と溜まっていたのかもしれません。ロンドンデリーからラヴィエベル、ムーンライトファンファーレの流れは完璧。いつもなら少しダレる「平和に生きる権利」を、無駄に長引かせなかったのも良し。あと「満月の夕」に入る前の MC が非常に良かった。シーサーズの宇野世志恵が4日前に亡くなったことに触れて、「生き残った者への、生命の賛歌を歌おう」云々というくだり。もう何十回も聴いてきたと思いますが、今回の満月の夕が一番良かったと思います。終盤は「インターナショナル」もやってくれて、大満足のライブでした。

終演後も前の方の盛り上がりは止まず、フェスらしい光景を眺めながら、私はその輪に加わることもなく、休憩。お隣のヘブンでは Rovo が始まっていたのですが、入口付近が初日の沼化にともなって大渋滞していることもあり、断念してそのまま座ってました。それでも盛大に漏れ聴こえてくる Rovo の音楽は、5月の野音をコンパクトに凝縮したような感じで、とても良かったと思います。

 

渋さ知らズオーケストラ @ ORANGE COURT

渋さのステージは相変わらず無茶苦茶楽しかったです。観た目が面白いのが渋さの強み。暗黒舞踏はなぜかダンボールを被ってダンボー状態になり、何故か子どもがステージに乱入して踊ったりしている。楽曲も期待していたもの全部やってくれて、その上で展開にひと工夫入れて、ブレイクをさらに仰々しく馬鹿馬鹿しく、素晴らしいものにしていました。音がデカすぎてやり過ぎ感もありましたが、まあそれは仕方ないか、渋さだし。さらに今回は、Rovo から勝井と芳垣が飛び入りで参加。勝井ヴァイオリンが渋さで聴けた。凄まじいソロを披露し、大興奮しました。他、パフォーマンスで特筆すべきところは、白塗りでフラフラ揺れていたのにいきなり激シブなブルース声を披露した人と、とんでもないギターソロを披露してくれた人、この二人、ダレ? あといつも思うのですが、「本多工務店」は合唱するの難しいよね(キーが高いから)。声が嗄れました。そんな感じで、ハチャメチャでしたがやっぱり良かったです。毎度同じ曲だから、見飽きてもいいようなモノですが、全然そんなことなく、まだまだいけるね。

 

Seun Kuti & Egypt 80 @ ORANGE COURT

今回の大トリは、前日のグリーンでのライブがとても良かった、ショーン・クティで決まりでした。こんな深い時間のオレンジで、しかもガッツリ踊らせてくれるバンド。良いに決まってます。というわけで、ベストアクトでした。すごかったです。本当に、すごかったです。アフロビート万歳。疲れも忘れ、WIRE に来た時のように、ガチ踊りしまくり(後でどっと疲れが…)。前日の曲にプラスアルファって感じの内容でしたが、個々の楽曲に浸るというよりは、全体を包み込むビートにすっかりやられて頭がおかしくなってしまい、アホみたいに踊り続けてしまうという事態に。ショーンのカリスマ性は夜になって色気を増しており、ケツを付き出して手足をブラブラさせるという、まるでクレヨンしんちゃんのような踊りすら、格好良く見えてしまったのでありました。素晴らしかったです。

 

最後はグリーンまで戻り、ベースメントジャックスを観てましたが、音のバランスが悪くてボーカルばかりが目立ってしまい、心地良く踊れないので帰りました。やっぱりグリーンだからでしょうかね…。ホワイトの最後で良かったんじゃないかな。

以上です。今年も楽しめました。来年へ続く。

 

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