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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Music】 Fuji Rock Festival '12 3日目

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3日目です。前日早く帰ってきたので、身体は快調。相変わらずお日柄もよく、今年新調した日本野鳥の長靴が泣いています。嬉しいような、悲しいような。10時頃にホテルを出て、12時過ぎには会場に到着。エチゴビールうめぇ。

オレンジまでほてほてと歩いた後、Orquesta Libre with おおはた雄一を鑑賞。ROVO の芳垣さん率いるバンドです。ホーン隊やパーカッション、ピアニカまで、面白いバンド編成。渋いジャズや映画音楽等、スタンダードなナンバーを演奏しつつ、フリーな展開を各メンバーが繰り出す、面白い楽曲の構成で良かったです。おおはた雄一を迎えて、ムッシュかまやつの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」のカバーと、途中でリズム無用のフリージャズ世界が広がってどこまでも連なっていった「オー・シャンゼリゼ」が、個人的にはハイライト。ボブ・ディランの日本語カバーも良かったですし、のんびりと楽しめました。おおはた雄一を聴いてみようかなと思います。途中からヘブンに移動するつもりが、全部聴いてしまった。

というわけで終わった後で急いでヘブンへ。Theatre Brook Presents A 100% Solars が始まっていました。「Loving You」が移動中に聴こえてきて、かわいい女性ボーカルだなぁと思ってたら salyu だったでござる。その後、うつみようこさんが出てきてビックリしたり、アジカンの後藤さんが出てきて「ループ&ループ」をやってくれて得した気分になったり、チャボさんが出てきてグレイトフル・デッドの曲をやったり、最後に全員出てきて(ダチャンボの AO さんも出てきて)、「ありったけの愛で」で盛り上がりも頂点に。いかにもヘブンぽい雰囲気で楽しめました。12月20日の武道館ライブ、頑張ってください。

井上陽水を観るために、グリーンへ。2002年のライブ映像を見て、「最後のニュース」を見て、何としても観なければならないという思いで、観ました。序盤は知らない曲もありましたが、それでも声に引き込まれる。「次の曲は、最新の…、リズムを使った曲です」といって「リバーサイドホテル」が始まったのは面白かった。直後の「帰れない二人」は清志郎との共作、フジでは特別な意味を持っていますね。そして、「最後のニュース」は感動のあまり動けなくなる。静寂。この後はヒット曲を連発。「氷の世界」「夢の中へ」「少年時代」を畳み掛け、最後は「傘がない」で締め。最高でした。

再び奥地へと移動し、アバロンアトミック・カフェトークを聴きながらひと休み。余談ですが、朝霧食堂の牛乳が初日の夜には売り切れてしまう件は何とかならないでしょうか。あそこの牛乳とヨーグルトが、私のお腹にとっての生命線なので…。

ホワイトに降り立ち、Explosions in The Sky を観ました。轟音ポストロックが野外に響き渡りました。久しぶりに野外で轟音を浴びて、とにかく心地よかった。美しいフレーズが繰り返される中、力を溜めに溜め、それが頂点に達したところで爆発し解き放たれるギターノイズ。ゆらゆらと揺れながら、不意に込み上げてくる感動を覚えました。とても良かったです。

アバロンへ戻ったところで、2回目 Onda Vaga 鑑賞。最前にはすっかりファンが付いています。フジ期間中、プレイしすぎや。内容は前日のオレンジとほぼ変わらず。「デイドリームビリーバー」のカバーも、そこで一気に会場の温度が上がるところも変わらず。良かったです。アバロンは、客との距離が近いので、小規模ながらも臨場感はとても良いものがありますね。途中、カタカナで書かれたスペイン語をみんなで歌おうと、青年がカンペを持ってきてめくるのですが、そのカンペが小さくてまったく見えないという、いかにもアバロンらしいヘタレ感も面白かったです。

終演後、ホワイトのリフューズドを眺めながら、グリーンへ移動。1時間前に着いたのですが、とてつもない人です。何とか隙間を確保し、開演を待つ。というわけで、満を持して Radiohead を観たのですが、個人的には何だかもやもやと微妙な印象で、いまいち乗れずに落胆の時間を過ごしてしまいました。新譜を中心とした曲構成については、個人的には昔の曲はやってもやらなくてもいいかなと思っていたのですが、楽曲のアレンジや方向性自体に、どうしてもピンと来ず。人力ポストロックのように、リズムが隙間を埋めるように敷き詰められていて、それが終始楽曲を覆っているためか、激しいんだけど抑揚が無く単調で、曲が活きていないなと感じてしまった。KID A の電子音との調和や、アムニージアックのアコースティックな音色との融合、その背後にある、エレクトロニカ、ジャズ等の多様な音楽性と、それでも尚、レディオヘッドでしか表現し得ないという、尖っているのに楽しく聴ける音楽。そうした面白さが、この人力ポストロック的なアプローチから読み取ることができず、とにかく面白さが感じられなくて、気持ちが沈みました。2年前の Atoms for Peace のライブはあんなに素晴らしかったのに…なんで…? と下を向きつつ、「Idioteque」での一旦メンバー退場とともに、私もさよならしました。同じ時間、苗場食堂で「Paranoid Android」をカバーしていたチャラン・ポ・ランタンの方がずっと良かったです。結局、私の中のレディオヘッドは、2003年のサマーソニックで止まってしまっていた、ということなのかもしれません。懐古厨でごめんなさい。

以上です。最後だけちょっと残念でしたが、他はとても楽しめました。中でも良かったのは、OCS、完熟トリオ、Onda Vaga、Che Sudaka、井上陽水といったところです。今年は本当に楽しかった。また来年…は行けるかどうか不明。

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