nettyu

読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Music】 Fuji Rock Festival '12 2日目

f:id:akiu:20120301131926j:plain

2日目です。木曜日からの寝不足がたたって、いささか深く眠ってしまいました。10時半頃にホテルを出て、会場に着いたのは13時くらい。この日もシャトルバスは結構な行列でした。じりじりとした陽射しがキツかったですね…。

到着したらちょうど、グリーンでショーン・クティが始まったところでした。前回観た時は最高でしたが、今回も相変わらず楽しそうだなと思いつつ、今回は他のを観ましょうかねと、ホワイトの方へ移動しかけたところ、Tシャツ売り場が思いのほか空いていたので(大物はあらかた売り切れた後だったみたいですが)、ビール片手に思わず立ち寄る。OCS のTシャツは普通に売ってたので、2種類買ってしまいました(一枚は、モーズリーショールズツアーのヤツだった)。ほくほく。

ホワイトではクラウド・ナッシングがプレイ中。エモっぽくて結構良かったです。フジで、ホワイトの浅めの時間にやる US バンドって、いつも良いイメージがあります(ガスライト・アンセムとか)が、すでにボードウォークに入ってしまっていたので戻ることが出来ず、後ろ髪引かれる思いでスルー。

オレンジまで歩いて、Mountain Mocha Kilimanjaro を観ました。日本のファンクバンド。ノリが良くて楽しいファンクでした。「フジロックじゃなくてフジファンクにしていいですか!」などと、熱い MC を繰り広げる。個人的には、煽りまくる MC よりも、楽曲を畳みかけて勝負して欲しいなと思いつつ、途中でヘブンへ移動。

完熟トリオ(小坂忠鈴木茂/中野督夫)を観ました。サポートメンバーに、高野寛坂田学を率いてのライブ。知ってる曲は全然なかったのですが、このライブが素晴らしかったです。3人の持ち曲をそれぞれ披露していく感じで進行しましたが、どの曲もポップでコーラスが美しくて、とても心地よく聴けました。初めて聴いたのに、一発で耳に残り、ぐいっと引き込まれる歌の良さ。良かったです。音源を追いかけたくなりました。

この日はヘブンとオレンジの往復運動です。というわけでオレンジへ戻って、Onda Vaga を観ました。アルゼンチンのお祭り系バンド。スペイン語圏のラテンバンド、あるいはマヌチャオ系、とでも言えるでしょうか。楽曲は各種ごった煮しまくり。とにかく勢いがあってノリノリで楽しく踊れる、これぞフジロックに欠かせない(と私が勝手に考えている)系統のバンドであります。すなわち、ライブが楽しくないはずがない! という感じで楽しめました。彼らは勢いだけではなくて、アコースティックで耳にやさしい音の質感や、きれいなメロディーと美しいコーラスを持っており、普通にのんびり聴ける曲が多かったのも、意外な良さを感じましたね。途中、「デイドリームビリーバー」を日本語で(!)カバーするなど、サービス精神も満載でした。あれで一気に観客の心を掴んだように思います。というわけで良かったです。あちこちでやってるみたいなので、もう1回くらい観ようと心に決める(完全に3年前のレーヴェンと同じ流れ…)。

ホワイト辺りまでうろうろした後、再びオレンジで Che Sudaka を観る。これもラテン系のバンドですね。オンダバガよりも、よりアッパーで縦ノリなパーティーミュージック。本当に楽しいライブでした。ライブの経験がとにかく豊富な印象で、ノせるのが上手すぎます。こちらも日本語の歌詞で歌ってました。「オナカスイタ」とか「シアワセニナリタイ」とか連呼する曲(たぶん自分たちの曲に日本語を当てたように思います)。バカで楽しい。全員でしゃがんで一斉にジャンプするとか、バカだなーと思いつつぴょんぴょんしてました。最高。

終演後はグリーンへ大移動。スペシャルズを観るためです。というわけで、The Specials です。ゆるめの2トーンスカ。軽いビートで気持ちよく踊りました。個人的に、スカは特別好きなジャンルということはないのですが、スペシャルズは好きです。前のめりにガツガツ行くよりも、スカスカな音で軽快に踊るのが好きかなと思います(シャレじゃないです)。余談ですが、「Little Bitch」で「ワンツー!」のところを「イチ二!」にしてたのには笑いました。そのサービス精神は嬉しいけど、ワンツーでいいのよ…。というわけで楽しかったです。この日、楽しんでばっかりだな私。

最後にレッドで Spiritualized を観ました。以前サマソニで観た頃から、新しい音源を聴いていなかったので、(観る側として)どうかなと思いつつ観ていましたが、そんな迷いは轟音に吹き飛ばされてゆきました。UK ロックの様式をとりながらも、バックでは轟音ギターが鳴り響いているという、踊れないロックとして不思議な形態を持った音楽だなと改めて思いつつ、ゆらゆらと聴きました。かなり久しぶりに聴いたのですが、良かったです。聴き直してみようかな。

以上です。ノエルさんはあまり観るつもりが無かったので、これで帰りました。少し早く帰って、翌日に備えるべし。