【Music】 Walls / Coracle (2011)
Walls / Coracle (2011)
ロンドンの Alessio Natalizia と Sam Willis によるユニットの 2nd。Kompakt から。
2010年リリースの 1st から短いスパンで出たこともあってか、前作と同じような方向性の音楽です。穏やかなタッチのエレクトロニカと、ゆるやかなアンビエント・ドローンを、まったりと聴かせるベッドルーム音楽。ただ、前作にあった部分で、暗く沈み込むようなノイズ、といった要素はなくなっていて、シューゲイザーのようなフィードバック・ノイズが全体的に効いており、より心地よい仕上がりになっていると感じます。アルバム全体を通じて、インディロックな肌触り(最近流行ってたチルウェイブ系?)という雰囲気で、終始夢み心地で、まどろんでいるような感じ。心地よいというより、しばしば眠りに誘われます。おやすみなさい。
という感じです。興奮する瞬間とか、目の覚めるような展開とかは全然ないのですが、そもそもそんなことは考えたこともなさそうな音楽なのでまあいいか。安定感があって気楽に聴ける、良い作品だと思います。
LINUS RECORDS / Walls : Coracle [CD]
Beatport / Walls : Coracle [Digital]
【次回予告】
ライナスレコードで、本アルバムのおススメ・関連商品として挙げられている、カリブーを聴いてみます。
音楽記録 Caribou / Swim (2010)