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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Book】 読書記録 2012年8月まとめ

読書メーター2012年8月のまとめです。以下は主な出来事。
  • 夏の読書フェアでは、北杜夫夢野久作をジャケ買いしました。特に角川文庫の手ぬぐいのかまわぬとのコラボは、素敵ジャケだったと思います。
  • 月末の引越しに備えて、溜まっていた雑誌を消化していました。そもそも溜めるんじゃない。
  • 最後の本は気にしないでください。

8月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:5488ページ
ナイス数:26ナイス

どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)
夏のジャケ買い。北杜夫を初めて読みました。船医としての経験を描いたエッセイと言えばよいのか。ナンセンスのあるユーモアが面白かったです。筒井康隆のナンセンス系小説にも通じる味わい深さ。ウソかホントかよく分からない話が次々とやってきて、航海によって目まぐるしく変わる街の光景とも相まって、酩酊感を覚えながら読みました。とても面白かったです。余談ですが、素敵なデザインは池澤夏樹の世界文学全集(河出)みたいですね。
読了日:08月01日 著者:北 杜夫

D&Dリプレイ 若獅子の戦賦 (HJ文庫G)D&Dリプレイ 若獅子の戦賦 (HJ文庫G)
D&D、私は電撃ゲーム文庫版しか知らないので、この第3版でのリプレイは別次元のゲームという感じでした(AD&D が下地だから当然か)。今は第4版ですか…。さておき、読み物としては普通に面白かったです。正統な騎士モノをなぞりつつも、主人公が「リボンの騎士」、お付のモノがさまよう鎧、破廉恥な格好の蛮族の姫(井上純弌のイラストで大活躍)、次世代エルフのスタンダードを目指す隻眼エルフと、個性的なキャラが揃っています。プレイングもベテランの味がたっぷりで鮮やかでした。
読了日:08月03日 著者:柳田 真坂樹

D&Dリプレイ2若獅子の戦賦-監獄島編 (HJ文庫G)D&Dリプレイ2若獅子の戦賦-監獄島編 (HJ文庫G)
第2弾。本編の監獄島は本当に面白かったです。プレイヤーの機転によってマスターの思惑を超えるプレイング。宿敵とのギリギリのバトル。熱い展開で興奮しました。前日譚はプレイヤーが暴走気味で面白いですが、緩い感じで進むので、あくまでも前日譚という感じでした。トロル騎士には笑った。3巻も楽しみです。
読了日:08月04日 著者:柳田 真坂樹

おこんないでね (アスキーコミックス)おこんないでね (アスキーコミックス)
TRPG エッセイマンガ。超久しぶりに再読しましたが相変わらず面白かったです。今読むと、90年代後半、TRPG が MTG に席捲されつつ、冬の時代へ…(そしてログアウト廃刊)という、歴史を感じさせる内容になっていました。ジェイド・キングダムと白狼伝やってみたかったなぁ。
読了日:08月05日 著者:田中 としひさ

D&Dリプレイ3若獅子の戦賦-雷鳴山編 (HJ文庫G)D&Dリプレイ3若獅子の戦賦-雷鳴山編 (HJ文庫G)
完結。最後は大幅なレベルアップに伴うハイパーインフレ状態になって大変なことに。神託ですべてが分かる情報収集、飛び交う特技、とんでもないダメージをたたき出す戦闘など…。加えて、プレイヤーの神(のごとき振る舞い)プレイが、すさまじい世界を現出していました。単なる演出だけではなく、データ面でこれらの動きが表現できてしまっているのも驚きです。各人の因縁や想いが入り乱れる、連続したクライマックス戦闘は大変熱かった。D&D やってみたいですな…。
読了日:08月07日 著者:柳田 真坂樹

一日江戸人 (新潮文庫)一日江戸人 (新潮文庫)
お江戸でござる」懐かしい。江戸庶民の暮らしを、色んな方面から、軽い語り口で描いたエッセイといった感じで、あまり構えずに読めます。オツだねぇと思いながら、さらっと読みました。良いこと、好きなことばかり書いてあるような気もするので、研究というより、あくまでも読み物として楽しんだという感じです。
読了日:08月09日 著者:杉浦 日向子

Fellows!(Q) 2012-SPRING "Queen" (ビームコミックス)Fellows!(Q) 2012-SPRING "Queen" (ビームコミックス)
菊池るち「アマゾネスの掟」、若槻久美子「ソシアル・タブーは華やかに」が好きでした。全編読切なのですが、フェローズ連載陣の番外編みたいなのが多くてちょっと残念な感じ。
読了日:08月11日 著者:

Fellows! 2012-APRIL volume 22 (ビームコミックス)Fellows! 2012-APRIL volume 22 (ビームコミックス)
新連載の、樫木祐人「こびと日和」、緒方波子「鹿娘清美婚姻譚」がかなりツボでした。鹿の方は、どうやって連載していくのかは分かりませんが…。バカバカしさでいけば「坂本ですが?」も勢いがあって好きです。これも連載するとなると…(以下略)。あと、今になって急に、長崎ライチふうらい姉妹」にハマりました。最初からずっと読んでいてあまりピンと来てなかったのに、なぜ…。
読了日:08月11日 著者:

ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 7月号 [雑誌]ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 7月号 [雑誌]
板垣×小林対談にて。ドラゴンズドグマってバイオ5よりお金かかってたのですね(カプコン史上最高?)。今後育っていくのかなぁ。そしてバイオ6の目標は700万本ですか…。
読了日:08月13日 著者:

ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 5月号 [雑誌]ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 5月号 [雑誌]
志倉社長インタビューにて、「テキストが多いのはコアユーザーにはおもしろいけど、新規に向けた企画や記事がもっとあってもいいと思います」。そうですね、だからこんなことにね…。
読了日:08月13日 著者:

ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 6月号 [雑誌]ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 6月号 [雑誌]
馬場章教授のコラムにあった、国別のゲーム市場規模。米国220億ドル、英国68億ドル、日本64億ドルとな。英国ってそんなに大きな規模だったのですね…。
読了日:08月13日 著者:

ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 9月号 [雑誌]ファミ通Xbox360 (エックスボックス360) 2012年 9月号 [雑誌]
編集長日記の欄外、「初心者向けQ&A記事をやろうかな……。」編集長、遅かったです…。結果論ですが、Xbox 360唯一の専門誌という立ち位置を、うまく活かせてなかったんでしょうかね…。
読了日:08月13日 著者:

ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・トワイライト 帰ってきた快男児 (富士見ドラゴン・ブック)ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・トワイライト 帰ってきた快男児 (富士見ドラゴン・ブック)
リプレイと追加ステージ。前作(2nd 版トワイライト)は未読。リプレイは、まさに田中天にしか作れないシナリオって感じで面白かったです。彼のシナリオは、ぶっ飛んでいるようで(彼の中では)論理的に構築されているという作りのため、外面はバカバカしくて笑える一方、実は内部まで細かく作りこまれているというところが、素晴らしいと思います。個人的にプロレスネタは反則です(ツボにハマってしまうので)。カラー口絵が敵 NPC メインというのはどうなんだ、いいけど。シリーズ外伝という感じなので、本編も読むべきでしょうか。
読了日:08月14日 著者:田中 天

電撃ゲームス Vol.20 2011年 06月号 [雑誌]電撃ゲームス Vol.20 2011年 06月号 [雑誌]
テキスト重視のゲーム雑誌(2011年5月で休刊)。特集はボリューム不足ながら観点は面白いと思います。通して読むと、誌面の統一感の無さにクラクラしました。好きですが。リニューアルを繰り返した雑誌のようで、その片鱗は何となく出ているような。連載陣は、西村キヌのイラストエッセイ(この号のお題は「キャプテン翼II スーパーストライカー」)がすごかったです。どこかでまとまった本とかにならないかなぁ。
読了日:08月14日 著者:

ファミ通Xbox360 2012年1月号[雑誌]ファミ通Xbox360 2012年1月号[雑誌]
志倉社長のインタビュー。小島監督との共作 ADV が当時(2011年11月)と今とで、あまりステータスが変わっていない気がするです…。
読了日:08月15日 著者:

はつ恋 (新潮文庫)はつ恋 (新潮文庫)
この小説を、父親の視点から描いたものが、映画「アメリカン・ビューティー」である(んなことはない)。
読了日:08月16日 著者:ツルゲーネフ

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 05月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 05月号 [雑誌]
世界の「革新的企業」ベスト50、倉庫システム開発のキバ・システムズが気になる、と思ってたら、アマゾンに買収されていたでござる。
読了日:08月17日 著者:

MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2011年 11月号 [雑誌]MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2011年 11月号 [雑誌]
斉藤和義特集。インタビューで、一人多重録音も十数年やってると上達しちゃってあんまり面白い感じにならなくなってきたっていうのが興味深かったです。全アルバム紹介も便利。「wonderful wish」が ICE の宮内和之編曲と知り、だから好きなのかと分かったり。あと、何気にミューマガの内容がしっくりくるようになっ(てしまった)自分に対して、複雑な気持ちを抱いたりしました。
読了日:08月18日 著者:

山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)山賊ダイアリー(2) (イブニングKC)
猟師日記マンガ。2巻も大変面白かったです。イノシシを仕留めるところの心の機微に、なぜかぐっとくる。それでいて、ひょうひょうとした作風なところも良いと思います。生肉でも木の実でも何でも食べてしまうとか、スズメバチに刺されても病院行かないとか、著者の行動にいささか心配なところもありますが、この調子でマイペースに獲り続け、食べ続けてもらいたいと思います。
読了日:08月19日 著者:岡本 健太郎

Fellows! 2012-JUNE volume 23 (ビームコミックス)Fellows! 2012-JUNE volume 23 (ビームコミックス)
「友達ゾンビ・ロメ夫」の再登場がうれしい。
読了日:08月20日 著者:

週刊ファミ通 2011年12月15日増刊号【雑誌】週刊ファミ通 2011年12月15日増刊号【雑誌】
読了日:08月21日 著者:

建築探偵の冒険〈東京篇〉 (ちくま文庫)建築探偵の冒険〈東京篇〉 (ちくま文庫)
建物探訪エッセイ。東洋キネマの不思議デザイン(と、いいキャラの設計者さん)や、「オヤッ、東京には皇居がある」から始まる皇居についての話が、とりわけ印象に残りました。ユーモアのある味わい深い文体で、読んでいてとても楽しく、実際に訪れてみたくなります(もう無いものも多いようですが)。
読了日:08月21日 著者:藤森 照信

月刊コミックビーム 2012年 9月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2012年 9月号 [雑誌]
一億総鉄ヲタ化計画…。いすみ鉄道の話、ちゃんと取材してる風で面白かったです。
読了日:08月22日 著者:

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 10月号 [雑誌]
読了日:08月22日 著者:

月刊 IKKI (イッキ) 2011年 08月号 [雑誌]月刊 IKKI (イッキ) 2011年 08月号 [雑誌]
読了日:08月22日 著者:

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 11月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 11月号 [雑誌]
読了日:08月23日 著者:

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 12月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 12月号 [雑誌]
読了日:08月23日 著者:

尾崎翠 (文春新書)尾崎翠 (文春新書)
群ようこによる、尾崎翠の伝記、のような随筆のような。作品の引用が多くの部分を占めており、筆者の強い思い入れを感じました。新書っぽい教養的なイメージはなく、群ようこの文章と引用の業で読ませる感じです(話の流れを説明しつつ、的確に引用を入れていくのが、やたら上手いと思います)。尾崎翠はぜんぜん読んだことないのですが、「第七官界彷徨」は読んでみようと思いました。
読了日:08月27日 著者:群 ようこ

芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉)芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉)
「ピカッ」や「明日の神話」で気になっていたアート集団による、芸術論とか同系統のアーティストの紹介とか。刺激的な内容で大変面白かったです。受け手の価値観を揺さぶったり、新たなものの見方を提示したりするのが、芸術であると。通して読んでみて、「芸術実行犯」という、いささかパンク精神なタイトルとは裏腹に、かなり真面目にアートな行動をとっているなと思いました(結果がバカバカしくて楽しくて笑っちゃうこともあるということも含めて)。個展かイベントか、何がしかで体感してみたいです。
読了日:08月28日 著者:Chim↑Pom(チン↑ポム)

少女地獄 (角川文庫)少女地獄 (角川文庫)
夏のジャケ買い。花火のデザインは、儚く散っていった少女たちの命を象徴しているのです、なんてね。年齢云々ではなく、妖しく弱く幼く艶かしく強く…、即ち捉えどころのない、幻想的ですらある少女性、そういったモノを描いた短篇集かと思いました。様々な形に歪んでいる価値観が、次から次へと提示され、クラクラするほどの濃さが作品から薫り立っており、とても面白かったです。オムニバス形式になっている「少女地獄」の三篇は、どれも素晴らしいです(解説ではやたらと「火星の女」の評価が低いのですが、私は結構好きです)。
読了日:08月30日 著者:夢野 久作

いつまでもメイクラブする方法いつまでもメイクラブする方法
読了日:08月31日 著者:荻原 かおる


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