【Movie】 ペンギン夫婦の作りかた
ペンギン夫婦の作りかた
「石垣島ラー油」を生み出した夫婦をモデルにした映画、といいつつ、石ラー誕生秘話の名を借りた、「メシ食いまくり映画」って感じでした。ふたりがとにかく美味そうにご飯を作っては食べ、作っては食べというシーンの連続で、お昼時ということもあって、観ているこっちはよだれが垂れまくり。いわゆる名の知れた「沖縄料理」ではなく、「沖縄の家庭料理」って感じのメシばかりが出てくるのもよかったです。最後のスタッフロールで本物のペンギン(辺銀)夫婦が料理監修をしていたことがわかり、ああ本当に美味しかったんだろうなぁと思ったり。
ストーリーは実にあっさりしたもので、あってないようなもの。石ラーのくだりもさらっと流していて、別に苦労話や成功譚をテーマにしたいわけではないのかなと思いました。旦那さんが帰化申請をする背景とか、どうしてそのことを奥さんになかなか話せなかったのかとか、その辺のくだりをもう少し描いてもよかったのではと思いつつ、うまい飯と関係ないからまあいいかと思ったり。とかく私は、映画にストーリー的な面白さをあまり求めない性格なので気にしなかっただけかもしれませんが、個人的にはいさぎよい演出だなと思いました。
というわけで、おなかがすきました。いただきます。
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