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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Book】 読書記録 2012年11月まとめ

読書メーター2012年11月のまとめです。以下は主な出来事。

  • 引き続き硬めというか、長めの本を読んでたので冊数は少なめです。
  • 合間に雑誌などを消化して冊数を稼ぐの巻。
  • 最近新刊をほとんど買わなくなってしまった。これぞ第四の消費です(違います)。

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3291ページ
ナイス数:19ナイス

ラーゼフォン―時間調律師 (徳間デュアル文庫)ラーゼフォン―時間調律師 (徳間デュアル文庫)感想
原作は未視聴だったので、前提知識を補完できるかなと思い、巻末の神林×出渕対談から読んだのですが、「時間の棒が何本もあって、時間同士がぶつかるとカランカランと鳴って、そこから物質なりが形成されていくというイメージ」という神林先生のコメントにまず興奮。本編はその尖鋭化されすぎているイメージに着いていけなさそうになる部分もありましたが、冷静な筆致と超展開に終始魅せられました。展開が速すぎた印象もあったので、もう少し丁寧に描かれた世界観をじっくりと味わいたかったかなという気もします。
読了日:11月2日 著者:神林 長平

月刊コミックビーム 2012年 11月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2012年 11月号 [雑誌]感想
夜千の最後にびっくりしました。そして次号が楽しみになってしまっています。夜千を読んでこんな気分になるなんて!
読了日:11月3日 著者:

AV時代―村西とおるとその時代 (幻冬舎アウトロー文庫)AV時代―村西とおるとその時代 (幻冬舎アウトロー文庫)感想
村西とおる黒木香の絡みのくだりが最高に面白かったです。「『SMぽいの好き』は前衛芸術作品でもあった。女と男は持ち前の言葉とアドリブで空間を破壊しながら肉体の極限まで性を堪能していく。このふたりは日本に出現したジョンとヨーコだった」。大槻ケンヂの解説も泣けます。
読了日:11月7日 著者:本橋 信宏

食べようび 2012年 12月号 [雑誌]食べようび 2012年 12月号 [雑誌]感想
ひとり暮らしさんがターゲットと思われる自炊料理雑誌。調理の見せ方がとてもよくて作りやすいです。とりあえずミネストローネと、余ったかぼちゃでツナマヨサラダ作りました。週末はこれをネタにして料理をすることにします。
読了日:11月11日 著者:

Fellows! 2012-OCTOBER volume 25 (ビームコミックス)Fellows! 2012-OCTOBER volume 25 (ビームコミックス)感想
狼の口から目が離せない。ついに…、みんなここまで耐えてきたんだよ…。
読了日:11月13日 著者:

カンバセイション・ピース (新潮文庫)カンバセイション・ピース (新潮文庫)感想
初保坂です。古い一軒家で、親戚や同居人と繰り広げられる、まったりとした会話会話会話…という小説でした。他に場面が変わるのは、横浜スタジアムで野球を観る時だけという、ある意味すごい小説。とはいえ読んでいる間はそのゆったりとした流れが結構な心地よさで、深いような適当なような会話をのんびりと楽しみました。のらりくらりとかわされただけのような気もしますし、何か自分の中に深い余韻が残っているような気もする。とらえどころのない小説という感じです。
読了日:11月16日 著者:保坂 和志

未来形J (角川文庫)未来形J (角川文庫)感想
平成十三年五月から十月にわたり、J-フォンの「スカイパビリオン」を通して配信・連載されたもの。しかも真相部分を含めたエンディングストーリーは一般公募です。ケータイ小説を意識してなのか、登場人物の分かりやすいキャラ立てがちょっと物足りないです。お話としてもあまり印象に残らずあっさり読み終わってしまいました。色々と試してはみたものの、小説として犠牲にしてしまったものも色々とあったように思いました。表紙が田島昭宇ってだけで買ってしまった私の負けだ。
読了日:11月19日 著者:大沢 在昌

ウェブで政治を動かす! (朝日新書)ウェブで政治を動かす! (朝日新書)感想
ウェブを政治にうまく活用した(しようとしている)事例を紹介しつつ、意識改革をうながそうとする本という感じでした。確かに色々な行動を起こすにあたってのコスト(敷居)が下がっているという流れと、多くの無関心な人々の関心を呼び起こそうという意識で、著者の言うとおり政治は変わっていくのかもしれません。個人的には自分の身近なところ、小さいコミュニティから始めて、徐々に変わっていくという実感を得ていくと同時に、ある時、劇的に大きく変化するというタイミングがいつか起きるのかなと思います。
読了日:11月21日 著者:津田 大介

ことりっぷ会津・磐梯 喜多方・大内宿 (ことりっぷ国内版)ことりっぷ会津・磐梯 喜多方・大内宿 (ことりっぷ国内版)感想
お世話になりました。でも地図はわかりづらくて迷子になったので、現地でガイドマップもらった方がいいですね…。
読了日:11月25日 著者:

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 11月号 [雑誌]日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 11月号 [雑誌]感想
毎年恒例、手帳特集。付録の付箋ケースを買ったと思えば雑誌の値段だけだと300円、お得です(騙されています)。内容はいつも通り皆さんの趣味というなのエゴが満載で面白かったです。後半の新作手帳ガイドも普通によさげ。「手帳術」としては、マステのステマと、コンビニのデジカメプリントがためになりました。
読了日:11月27日 著者:

第四の消費 つながりを生み出す社会へ (朝日新書)第四の消費 つながりを生み出す社会へ (朝日新書)感想
消費社会の四段階分析と、2005年辺りから始まってきているらしい第四の消費に関する展望など。時代にもとづいた各時代の分析はとても面白かったです。最後の第四の消費については、現在進行形の話であり、今、その正誤を判断するのは性急な気がしますが(当事者って分析対象にされても正確に判断できないと思うので…)、シェア志向、シンプル志向、地方志向とはまさに最近の自分の傾向とリンクしているように感じられてムズムズしてしまった。いいんだろうかこれで。
読了日:11月29日 著者:三浦 展


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