【Music】 酔っ払ったダフトパンク - DJ Koze / Amygdala (2013)
DJ Koze / Amygdala (2013)
- Track ID Anyone? (Feat. Caribou)
- Nices Wölkchen (Feat. Apparat)
- Royal Asscher Cut
- Magical Boy (Feat. Matthew Dear)
- Das Wort (Feat. Dirk Von Lowtzow)
- Homesick (Feat. Ada)
- La Duquesa
- Marilyn Whirlwind
- My Plans (Feat. Matthew Dear)
- Don’t Lose My Mind
- Amygdala (Feat. Milosh)
- Ich Schreib' Dir Ein Buch 2013 (Feat. Hildegard Knef)
- NooOoo (Feat. Tomerle & Maiko)
ドイツの Stefan Kozalla によるたぶん 2nd。自身のレーベル Pampa から。
2007年の WIRE で変態的な DJ を披露していたのをよく覚えています。Koze はドイツ語で「ゲロ」だって、当時、石野卓球が紹介していました(正確には「kotzen」が「嘔吐物」という意味で、同じ発音だからそう言ったようです)。ひどい紹介の仕方ですが、そんなゲテモノじみた雰囲気は確かにただよってます。ちなみに、アルバムタイトルの「Amygdala」は、扁桃体という意味らしい。なんのこっちゃ。
全体的な印象は、ふわふわしていてとらえどころのない感じのハウスです。
ゲストボーカルを半分以上の楽曲に配しつつ、深くゆっくりとした四つ打ちや、淡くミニマルなサウンドを中心に、逆回転やループした音色をふんだんに取り入れており、浮遊感のあるトラックが多く、ひたすらゆるい雰囲気。深夜にダラダラしながら聴くと、とても気持ちいい。気がつくと寝ている。
最初から最後まで、ちゃめっけたっぷりに不気味な笑みを浮かべているような感じ。よい意味でまとまりがなく、下品で節操のない、とろけるようなサウンドは、まるでダフトパンクがヨッパライにでもなったような、気だるい雰囲気をまとっていると思いました。ダフトパンク、ロボットなのにね。
そんな感じです。ミニマルでポップなダンスミュージック。Kompakt 系のテクノサウンドが好きな自分の嗜好にかなりハマりました。とてもよかったです。
LINUS RECORDS/DJ Koze : Amygdala [CD]