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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Book】 2014年印象に残った20冊

 

2014年に読んだ本で印象に残ったものを挙げてみました。

昨年と同じく、読書メーターの企画に便乗したものです。

akiuさんの2014年おすすめランキング本棚 - 読書メーター

印象に残っている順です。

新刊に限らず挙げています。

 

原田勝彦 『ゲーム・レジスタンス』

ゲーム・レジスタンス (GAMESIDE BOOKS)

ゲーム・レジスタンス (GAMESIDE BOOKS)

 

30歳の若さで夭逝したゲームライター、原田勝彦氏の遺稿集。

最近、ゲーム自体はめっきり遊ぶ時間が取れないのですが、ゲームのテキストを読むのは好きなので続けたい。

そんな中、本書で初めて知った原田氏の文章にがっつりハマりました。

専門は STG とレース。主戦場はセガ箱○。性格はボンクラ。完璧じゃないか。

リアルタイムで触れておきたかったです。

立て続けに出版された、『ゲーム・レジスタンス2』も必読です。

 

内沼晋太郎 『本の逆襲』

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

 

新しい本屋について、明るく楽しく語っているのが良かったです。

「業界の未来は暗いかもしれないが、本の未来まで暗くしないでください」

何事も前向きでいることがいちばんだと思います。

電子書籍はどうなるんですかねぇ。

 

松田道雄 『私は赤ちゃん』

私は赤ちゃん (岩波新書)

私は赤ちゃん (岩波新書)

 

赤ちゃんの一人称による衝撃的なエッセイ。

50年前の作品とは思えない設定ですよ。語り口はおっさんっぽいですが。

この本のおかげでわが家では、子どもが理不尽な行動を取るなどして困り果てた時、無理やりでもアテレコして気を紛らわせるというワザが流行っております。

それだけでもたいへん助かるわ…。

続編である、『私は二歳』も必読です。 

 

施耐庵水滸伝

水滸伝 上 (岩波少年文庫 541)

水滸伝 上 (岩波少年文庫 541)

 

昨年暮れあたりから、水滸伝を読み始めました。

横山光輝水滸伝とか、本書とか。

好漢がぜんぜんヒーローではなく、よく言えば人間くさい、悪く言えばボンクラなところがいいです。

今年は北方水滸伝を読みます! 

 

若桑みどり 『クアトロ・ラガッツィ』

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国  (集英社文庫)

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

 

後述する出口治明氏の書評本で知った歴史書。

天正少年使節の四人の少年たちを軸に、日本におけるキリスト教の布教史をひもときつつ、独自解釈による熱い筆致でぐいぐい読ませます。 

布教から一転しての迫害や、少年たちの最期に心を打たれる。

 

齋藤高吉/冒険企画局 『キルデスビジネス』

リアリティショーRPG キルデスビジネス (Role&Roll Books)

リアリティショーRPG キルデスビジネス (Role&Roll Books)

 

TRPG リプレイ&システム。

齋藤さんのシビアでピーキーすぎるゲームデザインセンスが、思いっきりおバカな方向に炸裂した、まさに奇作と言えるでしょう。

リプレイもヒドくて最高です。

それにしても続編の、『ヘルデイスペシャル』でデータがヘルことになるとは…。追加サプリなのに。

 

出口治明 『ビジネスに効く最強の「読書」』

生命保険会社のエラい人でありつつ、稀代の読書家としていろんなメディアに出ている出口氏です。

エラい人はたいてい読書家なものですが、出口さんはそれを読書系の人々が支持しているという点で、ちょっと違う感じがします。

これを読んで、読書の幅が(主に歴史方面に)けっこう広がりました。

読みたい本が増えて、良かったのか、悪かったのか。

ちなみに、ビジネスに効くかどうかは不明です(というか、たぶん効かないぜ…)。

 

秋田喜代美・増田時枝 『絵本で子育て』

絵本で子育て 子どもの育ちを見つめる心理学

絵本で子育て 子どもの育ちを見つめる心理学

 

絵本の読み聞かせをするにあたって、何を選ぼう? と思った時に手に取った本。

著者のひとりである秋田喜代美先生は、Eテレの「すくすく子育て」でいつもお世話になっております。

絵本のセレクトは、子どもの成長・行動・性格にあわせたエピソードが含まれている本を紹介していく、というもので、子どもの年齢と絵本の○歳向けが合っていないものもあるのですが、読み物としてもたいへん面白く、ためになりました。

昨年は、ここで紹介されている絵本をぼかすか買っていくことに…。

ちなみに、今年は絵本の読み聞かせ記録をつけていく予定です。

 

稲毛恍 『古書ハンター』

古書ハンター

古書ハンター

 

初めて小説が出てきた。 

紀田順一郎編のアンソロジー、『書物愛 [日本篇]』で興味を持った作家です。書籍はこれしか出てないっぽい。

書物をめぐる人間模様に関する短篇集で、独特の焦燥感が文章からにじみ出ていて大変面白かった。

古書蒐集って、こんな風に暗い情念によるものなのだと思います。「蒐集」って字、なんかこわいし。

 

神坂一スレイヤーズ

いまさら読んだスレイヤーズ

最初は軽すぎる一人称の語り口と、つまらないギャグに面食らいましたが、意外と(失礼)練られている世界観とか、終盤の重い展開などがかなり面白く、最後はほぼ一気読みでした。 

歴史を作った作品として、読めてよかったです。

次はハルヒだな…。

 

矢沢永吉 『成りあがり』 

成りあがり

成りあがり

 

まさに成りあがりの YAZAWA

飽くなき上昇志向、常に努力する姿勢。

ちょうかっこよかった。

独特の口調もたいへん面白いです。

 

飯野賢治 『ゲーム』

ゲーム Super 27 years Life (星海社文庫)

ゲーム Super 27 years Life (星海社文庫)

 

一周忌に文庫化。

私は中学時代に飯野さんのラジオ(ナイトワープ Eno@Home)にハマってよく聴いていたんですよ。

この本も読んでた。

ゲームはあんまりやってない。 

解説で太田克史が、本書を YAZAWA の『成りあがり』に例えていましたが、当時はそうだったのかもなと思います。

その後の転落も含めて、私にとってはどこか気になる人であり続けました。

 

「屋上野球」

屋上野球 Vol.1

屋上野球 Vol.1

 

実は中学まで野球をやっていたこともあって、野球が好きなんです。

そんな中、「本の雑誌」のミニコミ特集で、この雑誌の存在を知りました。

野球について考える、文化系野球雑誌だって!?

素晴らしい着眼点であります。

編集者の方が産休・育休中とのことですが、復活をお待ち申し上げております(大変なのはわかっているので、今年中に出して欲しいとは言わない)。

 

ロバート・クーヴァー 『ユニヴァーサル野球協会』

ユニヴァーサル野球協会 (白水Uブックス)

ユニヴァーサル野球協会 (白水Uブックス)

 

卓上野球小説。

主人公が卓上ゲームにのめり込みすぎてなんだかよく分からなくなる話。

「屋上野球」を知る直前にたまたま読んでいたら、本書が紹介されていました。 

くらくらする面白さです。

 

中村やにお/F.E.A.R.ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・メビウス 3』

2013年の20冊にも挙げていた、リプレイシリーズが完結。 

最終巻も素晴らしかった。

今まで読んだリプレイの中で、一番すごかったです。

有世ノートが読みたいぜ。

 

樫木祐人 『ハクメイとミコチ』

田中相 『千年万年りんごの子』

水あさと 『マジカルシェフ少女しずる』

たなか亜希夫リバースエッジ 大川端探偵社

 

マンガはこの辺ですね。

電子書籍のセール等で、いろいろなジャンルの作品に触れる機会が多くありました。

『ハクメイとミコチ』は、細かい描き込みと日常生活っぷりが気持ちよく、いつまでも読んでいたくなります。

『千年万年りんごの子』は、お話自体はシンプルですが、主人公とヒロインの心情がすごく微妙なタッチで描かれていて、とても心を動かされました。

『マジカルシェフ少女しずる』は、少年マンガパロディです。個人的にこういうのが好きなので…。弁当はフタがしまれば勝ち。

『リバースエッジ』の原作者はひじかた憂峰(狩撫麻礼)。浅草が舞台の人情探偵モノですが、一筋縄ではいかない泥くささが魅力です。

 

ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)

ハクメイとミコチ 1巻 (ビームコミックス)

 

 

千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))

千年万年りんごの子(1) (KCx(ITAN))

 

 

マジカルシェフ少女しずる(1) (アース・スターコミックス)

マジカルシェフ少女しずる(1) (アース・スターコミックス)

 

  

リバースエッジ大川端探偵社 1巻 (ニチブンコミックス)

リバースエッジ大川端探偵社 1巻 (ニチブンコミックス)

 

 

筒井康隆 『創作の極意と掟』

創作の極意と掟

創作の極意と掟

 

最後はいつもの筒井御大です。

創作技法の紹介ではなく、小説の面白さをいろんな角度から解読したような本なので、読書指南本として楽しめました。

そういえば、『繁栄の昭和』は読んでない…。

 

おしまい。

 

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