読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

nettyu

読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Book】 「読みたい本」を整理したい - 読書記録 2015年2月

読書

 

2015年2月の読書記録です。

 

1月に2014年ベスト本や、多数の書評本などを読んだりした結果、読みたい本が加速度的に増えてしまいました。

読書メーター - akiuさんの読みたい本

今、700冊くらいあります。

昨年の11月時点で500冊くらいだったので、200冊も増えたのか…。

ここに登録してある本は、「いつか読みたいな…」くらいのものなので、特にこれらを優先して読むわけではないのです。ほら、偶然の出会いって大事ですし。

そんなこといってると絶対、読み終わる前に死ぬな、私。

 

これだけの数を無造作に登録しているだけだと、参照性がすこぶる悪いです。

図書館でついでに何か借りようとか、古本をまとめ買いする時についでに何か買おうかな、とかいう時。

見返すだけでかなり時間がかかるし、なんでこの本が読みたかったんだっけ? とか悩んだりしていて、自分でも意味がわからない。

 

蔵書については、先日、アプリを導入して管理をし始めています。

【Book】 蔵書管理アプリ EiBookshelf 導入 - 読書記録 2014年11月 - nettyu

なので、読みたい本についても、管理しなければと思い始めました。

皆さんはどうやってるのでしょうか。

蔵書管理アプリで、読みたい本も一緒に管理していけばいいのかな…。

 

2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:7194ページ
ナイス数:62ナイス

熊野でプルーストを読む (ちくま文庫)熊野でプルーストを読む (ちくま文庫)感想
本をめぐるエッセイ集。新聞や雑誌からかき集めてきた編集本ですが、不思議と統一感があります。文章の端々に、色気とユーモアを漂わせていて、濃厚な香りにむせ返るよう。この感じ、著者が貿易関係の会社員としてがっつり働いてきた(40にして作家デビュー)のと無関係ではないような気がする。内容は、本について書いたり、自分の人生を振りかえったりするエッセイなのですが、書評と同じく、何の本について書かれているのかよくわからなくなりつつ、とても心地よく読んだ。それだけ、文章じたいに飲み込まれているということなんだろうか。
読了日:2月2日 著者:辻原登


月刊コミックビーム 2015年 1月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2015年 1月号 [雑誌]感想
今号の、横山旬「変身」は素晴らしかった。バッタに変身した主人公のヒデ少年がメスバッタに欲情してしまう話。圧倒的な迫力で少年の自意識を描き、読み手をめくるめくリビドーの世界に引きずり込んだ上で、ラストにすとんとオチを効かせる。最後のひとコマまで完璧な内容だったと思います。これまでも面白かったけど、文字どおりひと皮むけた気がする。オトナになったな…(ポンと肩をたたきながら)。
読了日:2月3日 著者:


小説のストラテジー (ちくま文庫)小説のストラテジー (ちくま文庫)感想
小説の読み解き方の話。中身は難しいながらも、ひとつひとつ丁寧に論じているので何とか通して読めた。読み手は読み手が持つ文脈(という言葉を著者は使っていないが)に拠ってのみ、小説を読み解くことが出来るとか、かといって、社会批評的な中にその作品を置いてみたところで、作品自体の価値には何ら意味を持たない、みたいなことを認識する。「読み取るのも読み取らないのも読者次第」と言いつつも、挑発的に読み手を刺激し、小説の奥深さを提示し続ける、著者らしい作品という気がいたします。ナボコフ読むか。
読了日:2月3日 著者:佐藤亜紀


凡人として生きるということ (幻冬舎新書)凡人として生きるということ (幻冬舎新書)感想
映画版『スカイ・クロラ』公開のタイミングで発売されたエッセイ。若さ、自由、勝敗、セックスと文明、コミュニケーション、オタク、格差といったテーマついて、意外にも(失礼)明快でわかりやすく語っています。いわゆる常識とは異なる視点を提示しつつ、その内容はいちいち頷ける感じで、意外にも(失礼)面白かったです。だって押井先生の書き物はいつも、まわりくどくてまだるっこしいので…(そこが好きなんだけど)。ところどころ、彼の映像作品を思い浮かべて、「そういえば…」と思ったりもしました。
読了日:2月4日 著者:押井守


月刊コミックビーム 2015年 2月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2015年 2月号 [雑誌]感想
最近気になる連載。高木ちえこ『とりあえず、畑で暮らしてみる。』。半自給自足な生活をしてみる話。ここの「とりあえず」は、まずはやってみよう的な「とりあえず」感で、生活の内容自体はわりとリアルでガチ。ミズアブこわい。横山旬『変身!』は、今回も素晴らしい。わけもわからずシリアスで、無駄に深い描写。なんだか押井守の映像作品みたいな雰囲気。


読了日:2月5日 著者:
「当事者」の時代 (光文社新書)「当事者」の時代 (光文社新書)感想
戦後メディア論。〈夜回り共同体〉のような権力との癒着(ハイコンテキストなつながり)と、その対局にあるスタンスである〈マイノリティ憑依〉なパラダイムについて、戦後の歴史をもとに解説しつつ、この構造が現代社会の変化についていけなくなっているよ、という話。構造の解説にほとんどの部分を費やしていて、ここは大変な力作と思いますしとても興味深いです。一方、現代~未来(では、どうする)については最後にちょろっとしか出てこないので、タイトルには違和感あり。最終章の「当事者」の事例から読んでいくのがいいかもしれません。
読了日:2月6日 著者:佐々木俊尚


ハルタ 2013-OCTOBER volume 8 (ビームコミックス)ハルタ 2013-OCTOBER volume 8 (ビームコミックス)
読了日:2月9日 著者:なかま亜咲,睦月のぞみ,久慈光久,笠井スイ,嵐田佐和子,長蔵ヒロコ,ほか

 

 

 

水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)感想
ついに北方水滸伝を読み始めました。読む前に、元の水滸伝の内容をしっておいた方がいいよと言われたので、横山光輝水滸伝岩波少年文庫版を読んでおきました。そしたら最初から思いっきりアレンジしていてぶっ飛んだ。宋江が、政府の打倒を計画しているだと…。原典の不自然な箇所を大胆かつ繊細に修正し、自然な流れにしています。しかも北方先生が描く漢の話が面白くないわけがない。好漢たちがボンクラでなく、ひたすらカッコいいのはちょっと変な気分になりますが、お話自体の面白さには代えられぬ。続きが気になって仕方ありませぬ。
読了日:2月10日 著者:北方謙三


ハルタ 2013-NOVEMBER volume 9 (ビームコミックス)ハルタ 2013-NOVEMBER volume 9 (ビームコミックス)
読了日:2月11日 著者:森薫,入江亜季,睦月のぞみ,大武政夫,長蔵ヒロコ,樫木祐人,他

 

 


コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)コーヒーと恋愛 (ちくま文庫)感想
原題は「可否道」(コーヒー道)。サニーデイ同名曲の元ネタ小説。表紙は小田島等でまんま『東京』で、解説は曽我部恵一ですよ奥さん。1960年代のテレビ業界を舞台にした恋愛小説。新聞連載ということもあってか、軽妙で読みやすくユーモアのある文章を堪能しました。個性的なキャラを次々と登場させてのかけあいをテンポよく描きつつ、地の文でさらりと冗談を言ったりするのにニヤニヤ。最後もスカッと終わって気分爽快でした。獅子文六の作品は初めて読みましたが、とても楽しくて面白かった。あとがきまでひょうきんなおじいちゃんである。
読了日:2月13日 著者:獅子文六


生ける屍 (ちくま文庫 て 13-1)生ける屍 (ちくま文庫 て 13-1)感想
呪術信仰で独裁政権な島で陰謀に巻き込まれた主人公が奮闘するサスペンス…的な? 序盤は事態がさっぱり飲み込めず、読み進めるのに四苦八苦。のらりくらりしてるのはおそらく意図的で、古めの訳のせいだけではあるまい。中盤以降、特に釣りの場面でびっくりした後は、わりと楽しんで読めましたが、全体的にどこかヘンな感じ。主人公は活躍してるはずなのにかっこよくなく、息を吹きかけるだけで何とかなっちゃうとか、謎の展開とか、最後の伏線回収だけはなぜかきれいにまとめてるとか、うまくいえないけどなんか変な味わいがありました。
読了日:2月17日 著者:ピーター・ディキンスン


本の雑誌381号本の雑誌381号感想
本を処分する特集! 日下三蔵氏の魔窟を見せながら、「ほら、ウチなんかまだまだ大丈夫でしょう?」という会話が、いったいどれほどの家庭で繰り広げられたことだろう…。「なんで買ったんですか」「売っていたからです」と、車に積んだ本を取り出すと車高が上がってきたところで思わず吹いた。素晴らしい特集です。他、『買ってはいけない』をめぐる話と現代のネット論争をつなげてみせた、「ベストセラー温故知新」と、全部未読なのでこれを機に読みたくなった(毎月同じことを言っているが…)、「鮎川哲也の10冊」が良かったです。
読了日:2月18日 著者:


水滸伝 2 替天の章 (集英社文庫)水滸伝 2 替天の章 (集英社文庫)感想
武松とか、梁山泊奪取とか。武松はこうやって描くのかと、意外な印象を抱きながらも興味深く読みました。彼は今後どうなるんだろう? と楽しみです。このように、原作から大きくアレンジを加えてはいるのですが、ふと原作と同じ流れになるところもあって、そこへと至る伏線のはり方が絶妙。だからこんなに早く登場してたのか! とか、あとになって興奮することしきりです。白勝に泣かされるとは思わなかったな…。また、原作にあまり出てこない、女性との関わりをねっとり描いているのも面白いです。早く続き読まねば。
読了日:2月19日 著者:北方謙三


4コマ漫玉日記 酸 (BEAM COMIX)4コマ漫玉日記 酸 (BEAM COMIX)感想
4コマ集。「酸」編はちょっと酸っぱいらしい。酸っぱいというか、痛い? 色々と大変そうですが、大変そうだからこそちょっといきいきしているように感じられてしまうのは、いいのか、悪いのか…。内容自体は再録の作品がほとんどですが、まあ、お布施ってことで。
読了日:2月20日 著者:桜玉吉


ハクメイとミコチ 3巻 (ビームコミックス)ハクメイとミコチ 3巻 (ビームコミックス)感想
3巻は全体の半分くらいを使った中篇を収録。ちょっと深刻な話になるのかな…と思わせつつ、絶妙に力の抜けた展開と、いつものように美味そうな飯が出てきて、ほっこりしました。いろいろあるけど、そこそこに働いて、美味しいご飯を食べて、たまに酒を呑むなどし、あったかい布団で眠れれば、とりあえずは幸せなんだよなぁと、あらためて思ったり。あと、相変わらずあとがきマンガが素晴らしいですね。最初のコマが特にね。
読了日:2月21日 著者:樫木祐人


ハルタ 2013-DECEMBER volume 10 (ビームコミックス)ハルタ 2013-DECEMBER volume 10 (ビームコミックス)
読了日:2月21日 著者:佐野菜見,長崎ライチ,大武政夫,睦月のぞみ,西公平,夏本満,他

 

 


人工知能、ロボット、人の心。 (TheWave出版)人工知能、ロボット、人の心。 (TheWave出版)感想
Amazon プライムで。3ヶ月限定販売とのこと。速報性重視で編集も粗いですが、内容は面白かったです。Deep Learning を越えた人口知能とか、ロボットと人間の関係とか、実際の研究者・技術者の声が聴けてよかったと思います。Pepper がなんだか欲しくなってきてしまった。「弱いロボット」と聞いて、ロビタ(火の鳥)を思い浮かべました。
読了日:2月24日 著者:湯川鶴章


まんがで身につく 孫子の兵法 (Business Comic Series)まんがで身につく 孫子の兵法 (Business Comic Series)感想
Amazon プライムで。兵法をビジネスに活かしましょう的な内容。紹介されている言葉はとてもシンプルで正論。だからこそ、自分たちでどう読みとくか、というのが重要なんでしょう、たぶん。活かすも殺すも読み手次第。経営コンサルへの転用を思いついたこと自体がアイデア賞って感じでしょうか。マンガは進研ゼミの販促マンガみたいで面白かったです。
読了日:2月25日 著者:長尾一洋(著)、久米礼華(まんが)


東京大学で世界文学を学ぶ (集英社文庫)東京大学で世界文学を学ぶ (集英社文庫)感想
近現代小説の講義録。スーザン・ソンタグの隠喩に関する大江批判から始まり、日本における近代小説の幕開け、短篇小説の爆発する瞬間に関する話、『ドン・キホーテ』の多重構造、『ボヴァリー夫人』の描写の美しさ、『ねじの回転』の見事なパスティーシュ、といった話題を展開。めくるめく小説の世界へようこそ! といった感じの面白さでした。これだから小説は面白く、そしてひたすらにややこしいのである。「我々が長篇小説を読むのは、我々自身の人生を暖めたいからだ。主人公の死、燃えつきる生によって」、素晴らしいことば。
読了日:2月27日 著者:辻原登


ハルタ 2014-FEBRUARY volume 11 (ビームコミックス)ハルタ 2014-FEBRUARY volume 11 (ビームコミックス)
読了日:2月28日 著者:九井諒子,森薫,冨明仁,睦月のぞみ,なかま亜咲,室井大資,ほか

読書メーター