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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Book】 読みたい本の管理用に「MediaMarker」を試す - 読書記録 2015年3月

 

2015年3月の読書記録です。

 

メディアマーカーを試す

先月のエントリからあれこれ考えた結果、メディアマーカーという Web サービスを使ってみました。

mediamarker.net

なんかシンプルながらいろいろカスタマイズできて、使い出があるらしい。

以前ちょっと調べてみて、私にはちょっと多機能すぎるかなぁと思ってスルーしていたのですが、読みたい本の管理専用(手に入れたら削除する)として試してみた。

 

こんな感じです。

akiuのバインダー - メディアマーカー

ジャンルはざっくりと、「タグ」で分類。

読書メーターに登録していた「読みたい本」は、すべてこちらに移行しました。

 

動きが軽快なので、すんごい読書した気分になれます。実際はしてません。

Amazon へのリンクに余計なアフィがついてないので、図書館にあるかどうかもすぐわかります(Amazon 上で図書館検索をしてくれる Chrome 拡張機能「その本、図書館にあります」を使っているのですが、読メのリンクから飛ぶとうまく動作してくれないのです。たぶんアフィリエイトタグのせい)。

購入管理とか Evernote 連携とかいろいろできるみたいですが、まあそこまでやらんでいいか。

とりあえずこれで運用してみます。

 

読書メーターからの移行について

さっき、さらっと「移行しました」と書きましたが、読書メーターから移してくるのは大変でした…。

読書メーターは、登録データのエクスポート機能がありません。

なので、以下のような手作業で移行しました。

 

読書メーターの URL をコピーしてテキストエディタに貼り付け

f:id:akiu:20150401205738j:plain

見づらいですが…、本を右クリックして「リンク アドレスをコピー」してます。

こんな感じで貼り付ける。

f:id:akiu:20150401205757j:plain

「矩形選択」ができるテキストエディタで、URL の Amazon コード部分だけをコピー

f:id:akiu:20150401205921j:plain

こんな風に選択して、コピー。

「矩形選択ができるテキストエディタ」は、別途探す必要があります。

私は TeraPad を使用。

メディアマーカーの「一括登録」に貼り付けて登録

f:id:akiu:20150401205948j:plain

ASIN を指定して一括登録ができます。

最後に…。

登録した本に対して、一冊ずつ「編集」してタグ付け

これを700冊やりました。つかれた。

もっといいやり方があったかのかな…。

まあ、終わったことなので忘れよう。

 

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3138ページ
ナイス数:56ナイス

採用される!  提案書・企画書の書き方 (PHPビジネス新書)採用される! 提案書・企画書の書き方 (PHPビジネス新書)
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Google の予測検索を裏切るような検索をする(=人生を送る)ために、自分の身体を移動させる(=観光する、コミュニティを軽やかに飛び移る、偶然に任せて行動する)ようにしましょう、という話。読みやすくて面白かった。旅行を「旅」として重々しく考えずに、もっと気軽に「旅行(観光)」しようよっていうのは、重く捉えることで動くこと自体がおっくうになってしまう、という構図になりがちな自分の傾向を見つめなおす、よい機会になりました。あと、ネットで体力勝負をしない、消耗しない、これ大事。
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明治~昭和初期くらいまでの、怪奇小説アンソロジー。いずれの短篇も読み応えがあって短い中にずしりと響く雰囲気で素晴らしかったです。夏目漱石芥川龍之介川端康成といった、いわゆる文豪による作品と、大佛次郎岡本綺堂江戸川乱歩といった、いわゆる大衆小説の巨匠による作品が、怪奇・幻想の名の下に一堂に会している、という構成がいいです。じめじめとした空気が背中を撫でる不快感をたっぷりと味わいました。なかでも、谷崎潤一郎「人面疽」は、拭いようのない不安や最後の投げっぱなしも含めて、最高の短篇だと思います。
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HAB 新潟HAB 新潟感想
新潟のユニークな本屋についての本(「HAB」は「Human And Bookstore」の略)。北書店や英進堂、ツルハシブックスといった個性的な本屋さんの話が読めて面白かったです。個人的に、内沼晋太郎『本の逆襲』を読んで以降、本屋についてよく考えるようになっています(内沼さんは本書でも鼎談に登場)。本屋は物質としての本を売るためだけに存在するのではない(文化とか高尚とかそういう話ではなく、そうじゃないと生き残れない)、ということを思いながら読みました。北書店、行ってみたいな。
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メガ! :巨大技術の現場へ、ゴーメガ! :巨大技術の現場へ、ゴー感想
大人の社会科見学のすっごいヤツ。「巨大かつ緻密」というスゴい仕事をたくさん紹介してます。大迫力の写真にひたすらワクワクする。見学した興奮が伝わってくる文章も面白い。何気に巻末の参考文献にもそそられる。各々の写真がもっと見たかったけど、手に取りやすい値段との兼ね合いもあるので仕方なしか。全体的に、スマホを捨てよ現場へ出よう、みたいな論調はともかく(昨今は IoT みたいな流れもありますし…)、緻密(ディテール)のキワの部分が最終的にはヒトに依っている、という指摘は興味深かったです。
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グランクレスト戦記 (4) 漆黒の公女 (富士見ファンタジア文庫)グランクレスト戦記 (4) 漆黒の公女 (富士見ファンタジア文庫)感想
その時歴史が動いた4巻。初出を見ると、連載部分で歴史を動かし、書き下ろしでその背景も含めた人間関係を動かしていることがわかります。ていねいな仕事。さまざまな愛のかたちを描いていていいですね。それにしても、ヴィラールとマルグレットは素晴らしかった。愛の炎が燃えに燃え、まさにマジックリアリズムの世界でありましたな(まあ本当に魔法使いですが…)。主人公が活躍していないのは仕様です。とはいえ、次巻以降はようやく活躍するかなぁ(また新キャラに食われてしまうような気もするが…)。
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図説邪神浮世草子図説邪神浮世草子感想
クトゥルフ神話の邪神たちを浮世絵風イラストで紹介。クオリティ高いです。とてつもなく醜悪で見る者を狂気へといざなう邪神たちも、浮世絵になるとどこかこっけい。だからこそ逆に、路地裏からふと顔でも出しそうな、身近な不気味さを感じました。帝都東京編のシナリオソースとしても活用させていただきます。番外編の邪神も必見ですぞ。
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新潮 2015年 03 月号 [雑誌]新潮 2015年 03 月号 [雑誌]感想
筒井康隆「メタパラの七・五人」目当て。メタフィクションは筒井御大お得意でありますが、佐々木敦の「パラフィクション」理論にインスパイアされたと思われる内容らしい。これまで作者が大暴れするだけだった(だからこそ痛快であった)メタ展開と比べると、読者をも巻き込んで物語へ連れていこうという意図はうかがえるものの、まだ実験段階という感じ。このあと十年がかりで書くという、長篇が待たれます(ホントに書くのかなぁ)。他、内村薫風「MとΣ」のラストが面白かった。アパルトヘイトマイク・タイソンドラクエIVが共振する…!
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本の雑誌382号本の雑誌382号感想
岡山の古本屋、「万歩書店」特集! 「こんどの休みは岡山へ旅行に行きたいなぁ」という会話が、いったいどれほどの家庭で繰り広げられたことだろう…。膨大な古書を前にして、逆に何も買えなくなってしまうという体験、私もしてみたい。素晴らしい特集でした。他、『窓際のトットちゃん』のレビューに感動し、猛烈に読みたくなってしまった「ベストセラー温故知新」が良かったです。以下、今号を読んで読みたくなった本。『天冥の標』、『アゲインスト・リテラシー』、『天才たちの日課』。
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食に関するエッセイ、とひとことでまとめるのは憚られます…。太平洋戦争とか、アウシュビッツとか、食からほど遠い話から始まりつつも、最終的には食の話になっているという力業に打ちのめされる。そんなこんなで、思ってたんとちがうと戸惑いつつ硬質な文体に難儀していると、徐々になれてきた中盤辺りからは、思ってたんとちがわない内容(美食しまくり)になってきて、じわじわと口内に唾がたまってくる。しかし、その状態で最終章を読むと、なんだか変な気分になってしまい…(それ以上いけない)。なんというか、悪魔の書ですねこれは…。
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ロンドンのオーガニック事情を紹介しつつ、世界の潮流やライフスタイルについて説くエッセイ。やっぱりホメオパシーとかマクロビとかも出てきますよ。全体としてはイギリス経済の解説が長く若干バランスが悪いか(調べて膨らませたって感じ)。ともかく、「エコ」や「グリーン」といった環境のためになる活動ではなく、もっと個人的な事情(身体にいいとか)として、「オーガニック」から始めようっていう、せこい発想がとてもいいなと思います(皮肉ではない)。2010年の著作で古さも感じさせるので、彼の「今」の考えを追いかけたくなります。
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