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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

Hidden Rivers, Illuminine, Conforce - Linus 定期便 2015年9月

 

先月の Linus 定期便報告です。

9月中に書くはずが、ずいぶん経ってしまった。

時間の都合もありましたが、微妙に合わない音楽だったから、かもしれません…。気持ちが乗らなかったというか。

今回は、わりと「ストレートに聴きやすい音楽」ということで勧めてもらったのですが。

私自身の好みとして、特定のジャンルについてストレートに聴きやすいタイプは、それ自体は聴き心地のよいものではありますが、そこに満足できずに、少し尖った部分を求めてしまう傾向が多い気がする。

なので、ジャンル直球の音楽は、自分の中ではストライクにならないことが多いです。

ある人に、「お前の好みは『スヌーザー』だ」って言われたことがあります。それがどんな系統なのかは、かつてスヌーザーにどっぷりハマりすぎていた自分ではよくわからなかったのですが、上記みたいな傾向、ということなのかもしれません。ちょっと斜に構えた感じ。ロキノン系とは違うぜ、みたいな。一緒だよ!

そういった、好みの細かいところについて、Linus Records 店主とやり取りをしていて、あらためて明確になったような気がしました。

今月は3枚です。Conforce はテクノっぽいのが聴きたくて、自分で注文したもの。

 

Hidden Rivers - Where Moss Grows (2015)

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Huw Roberts さんのソロプロジェクトによる1枚目。

ドリーミーなアンビエントエレクトロニカ

深くくぐもったやわらかいシンセが印象的。

あんまりピコピコはしておらず、空間的な広がりを感じさせます。

映画音楽のような雰囲気。

思いきりハマるようなことはありませんが、聴き心地はよいです。

聴いてると寝ちゃうけど…。

LINUS RECORDS/Hidden Rivers : Where Moss Grows [CD]

 

Illuminine - # 1 (2015)

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ベルギーの Kevin Imbrechts さんによる1枚目。

優しく朴訥な雰囲気が漂うポストロック。

ポロポロと奏でられる、叙情的なギターが印象に残ります。

その他の音色も、地味ながら空気感がとてもよいです。

あまり仰々しくないのが、かえって胸に刺さるような感じ。

音の感触が、やたらと北欧とかアイスランドっぽいなと思っていたら、「アイスランドSigur Ros のスタジオで、Sigur RosThe Album Leaf の作品も手掛けている Birgir Jón Birgisson によってミックスされ」たらしいです(Linus Records 紹介文より)。

やっぱりね!

LINUS RECORDS/Illuminine : # 1 [CD]

 

Conforce - Presentism (2015)

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オランダの Boris Bunnik さんによる4枚目。

柔らかいダブテクノ。

もこもことしたリズムの上を、スペーシーでファンタジーな電子音がうねうねします。

パキパキしたテクノを期待していたせいか、最初ははっきりしない音が上滑りしてぜんぜん聴けなかったのですが、ある日を境に、急にハマるようになった。

これが「聴き込む」ということなのか? 単に音に慣れただけかもしれないが…。

今となっては、この幻想的な雰囲気がとてもお気に入りです。

https://www.linusrecords.jp/products/detail/8113/

 

おしまい。

 

www.linusrecords.jp