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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

実家から積読本を持ってきた - 読書記録 2015年10月

先月の読書記録です。

 

実家に帰る機会があったので、積読本を何冊か持ってきました。

昔から、積読は得意です。

本に埋もれる部屋にキレる親に謝りつつ、こればっかりはどうにもならないなぁと、諦念を抱く私(なんとかしろ)。

一念発起して、古本で買い漁ったけど読んでない積読本を、数百冊単位で処分したこともありました…。

そんな中、さすがにこれは処分できないぞ…というのがまだ数十冊くらいあるので(主に値段的な理由で)、帰るたびに数冊ずつ持って帰ることにしています。

焼け石に水ですが。

 

今回持ってきたものはこちらになります。

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牧野虚太郎詩集』は、むかーしにネットで紹介文を見かけて買ったもの。

詩集はほとんど読まないので、買ったけど結局読んでいなかった。

ふと読みたくなったので、持ってきました。

今アマゾンとか見たら、プレミア価格になってますね…。

 

じゃがたらは、むかーしにじゃがたらの音楽を聴いてた流れでドキュメンタリーも面白そうだなーと思って買ったもの。

ハードカバーだし分厚いので読む気にならなかった。

ふと読みたくなったので、持ってきました。

最近は満員電車じゃないから、読めるはずだ…。

 

リチャード・ブローティガンは、むかーしにアメリカ文学を読んでいて、ブローティガンも何冊か読んでいたところで、翻訳者による回想録を往来堂書店で見かけて買ったもの。

往来堂書店で並んでいたから、買ってしまったのかもしれない…(かっこつけ)。

特にそこまで興味がなかったので、買ったけど結局読んでいなかった。

ふと読みたくなったので、持ってきました。

ブローティガンの著作(こっちは既読)もついでに。

急に興味がわいてきたわけではないので、最終的に読むかどうかわからん。

 

おしまい。

 

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2073ページ
ナイス数:36ナイス

コーチング入門 第2版 (日経文庫)コーチング入門 第2版 (日経文庫)感想
部下のコーチング。ちゃんと勉強しなくちゃ…と思ってたところで改訂版が出てたのでナイスタイミングと読んでみた。傾聴・質問・承認と基本的なところが押さえられています。とはいえこういうものは、基本を押さえただけではダメで、あとはひたすら実践あるのみ(基本を押さえなくてよい、というわけでは決してない)。ほめるのって難しいですよねぇ。
読了日:10月1日 著者:本間正人,松瀬理保


子どもと楽しむ!  週末の冒険子どもと楽しむ! 週末の冒険感想
親子で楽しむアウトドアな自然アクティビティ23選。犬ぞりやろうぜ、犬ぞり
読了日:10月5日 著者:

 

 


配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)感想
書店ミステリ短篇集。書店ネタなどをちりばめつつさらさらと読める一方、最後にちょっと重めの真相が明かされたりするので、意外とずっしりした印象の残り方をしますね。主人公のふたりの性格付けがイマイチしっくりこないところ以外は、読みやすくて面白かったです。短篇の中では、表題作以外はいずれもかなり良かった。表題作がいちばん印象に残っていないのは、ネタが「本」じゃなくて「書店の業務」に依っているからかもしれません…。
読了日:10月7日 著者:大崎梢


筒井康隆の文芸時評 (河出文庫―文芸コレクション)筒井康隆の文芸時評 (河出文庫―文芸コレクション)感想
1993年の文芸時評。「断筆宣言」の話も載ってる。小説家目線で、文章や技法、小説全体の構造、そして作者に感情移入するという、「感情移入批評」でもって、刺激的な批評をしています。取り上げられている作品を読みたくなるか、と言われると、必ずしもそんなことはないのですが、本文自体が面白く、すっかり「読み物」として楽しんでしまいました。読者に「面白い」と思わせることに全力を注いでいる作品を評価しつつ、その批評自体も大変に「面白い」のであります。
読了日:10月8日 著者:筒井康隆


主夫と生活 My Life  as a Househusband主夫と生活 My Life as a Househusband感想
新聞社のコラムニストが仕事を辞め、妻と役割を交換し、主夫となった1年間を振り返るエッセイ。1970年代という時代を考えると驚きもありますが、肝心の主夫業は何とも中途半端な感じではあります…。料理は楽しいからハマって当たり前。掃除はハナからする気がないし、洗濯も挫折。…これはツッコミ待ちなのか? などと言いつつも、文章はユーモアがあってたいへんよかったです(伊丹十三の翻訳がいいのかも)。主夫を経て、新たな価値観を見つけた喜びや戸惑い等、様々な感情が文章の端々から感じられ、とても面白かった。
読了日:10月15日 著者:マイク・マグレディMikeMcGrady


校閲ガール校閲ガール感想
ファッション雑誌編集志望女子がなぜか校閲部に配属されてしまい、それでも仕事に恋に奮闘するお仕事小説。なぜ私がこういった本を読んでいるのか…というのは置いといて、校閲の仕事内容自体は興味深かったです。これがお仕事小説か…、と思った。文章もテンポがよく読みやすい。会話のテンポもちょっと良すぎるくらいで、主人公がなんだか江戸っ子みたいに古風な口の悪さになってるけど(落語か)、狙ってやってるならまあいいんじゃないでしょうか。それにしても、是永是之はなぜ、文芸部のエラい人のお気に入りなんですかねぇ(深読み)。
読了日:10月19日 著者:宮木あや子


ブログを10年続けて、僕が考えたことブログを10年続けて、僕が考えたこと感想
Amazon プライムで。ブログについてのエッセイ。ノウハウとかテクニックの類ではなく、「ブログを書く」ことについて思索した内容です。「歌うように」ブログを書く、という例えが面白かった。ちょっと姿勢を正す感じ。自分の軸をブレさせずに、コツコツと書き「続ける」。私にも、そんな時代がありました。今は人として軸がブレております。ともかく、結局は読んでもらいたい人に読んでもらうのが一番だなと(そのためにコツコツと書き続けることだなと)、あらためて思うのであった。
読了日:10月20日 著者:倉下忠憲


日経SYSTEMS 2015年10月号日経SYSTEMS 2015年10月号
読了日:10月21日 著者:日経BP社

 

 

 


本の雑誌388号本の雑誌388号感想
特集は「角川春樹伝説!」。ぶっ飛んだ人なんだなぁというのはよくわかりました。特に元社員の覆面座談会。坪内祐三のロングインタビューは、角川春樹仕事の再評価って感じなのでしょうか。「死ね!死ね!!角川商法と本誌が咬みついてから38年」から、本の雑誌としてどういう方向で今回の特集をしたかったのかはよくわからず。やっぱり「本を届ける人」だったんだなって見識を改めましたってこと…? 他、奥泉光の十冊は読んでみたいです(私の中では、読もう読もうと思いつつ一冊も読んだことの無い作家ベストワンなのです…)。
読了日:10月23日 著者:


大江戸曲者列伝―幕末の巻 (新潮新書)大江戸曲者列伝―幕末の巻 (新潮新書)感想
江戸時代の評伝集、というか、歴史ゴシップ集。幕末編はやっぱり濃い人が多い、気がする。すごく陰惨な空気が流れていて、だからこそとてもドタバタしている。個人的には有名人(田沼意次竹中半兵衛)の子孫の話が興味深かった。いろいろなモノに縛られている感じが…。反面、海外に飛び出す人物は前向きで、溌剌としている。簡単に乗り換える人もそれはそれ…。いろんな人物像が見えて、面白かったです。幕末の傑物を見つつ、時代が人を作るのか、人が時代を作るのか…などということを考えました。
読了日:10月27日 著者:野口武彦


大江戸曲者列伝―太平の巻 (新潮新書)大江戸曲者列伝―太平の巻 (新潮新書)感想
江戸時代の評伝集、というか、歴史ゴシップ集。入りやすい切り口ながら、様々な小ネタが短い文章の中に目一杯詰め込まれていて、内容は濃いです。外見ほど手軽に楽しめるわけではなく、意外と骨太。有名人も知ってる話も多いですが、ちょっと変わった視点で描いている感じで面白かったです。当人が大まじめに生きる姿ほど、かえってコミカルにうつるという…。ごく個人的な用途として、江戸時代のネタ本としてもかなりいい感じ(天下繚乱の元ネタとして…)。
読了日:10月30日 著者:野口武彦


月刊コミックビーム 2015年 10月号[雑誌]月刊コミックビーム 2015年 10月号[雑誌]
読了日:10月30日 著者:

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