Chevel, Maserati - Linus 定期便 2015年11月
2015年11月の Linus 定期便報告です。
そろそろ、年間ベストを考える時期がやってまいりましたね。
といいつつ、私は例年、年が明けてから考えるのですが。
年内は、他の方のベスト等を見ながら、ひたすらインプットに費やすのです。
後だしジャンケン、上等。
というわけで、12月は色々と聴くような気がしますが、11月は2枚のみ。
Chevel - Blurse (2015)
イタリアの Dario Tronchin さんによる(フィジカルリリースは)1枚目。
ミニマルで実験的なテクノ。
音数はかなり絞り込まれており、シンプルイズベストなテクノを展開。
(音色としても曲展開としても)ノイジーな要素は皆無で、とても緻密でストイックなトラックが並びます。
全体的にとても淡々としていて、作品に深く入り込むようなことはありませんが、耳に心地よく聴ける。
これぞ、引き算の美学って感じです。
LINUS RECORDS/Chevel : Blurse [CD]
Maserati - Rehumanizer (2015)
ジョージア州アセンズの4人組による5枚目。
熱き血がたぎるクラウト・プログレ・サイケデリック・ロック。
波打つベース、重いドラム、陶酔感のあるギター、うねりを上げて疾走するシンセ、それらが渾然一体となって、熱くトランシーなロックミュージックを形成。
緩急も抜群に決まっていて、サイケでゆるめなトラックも織り交ぜつつ、上がるところはとことん上げてきます。
ヘンテコなボーカルも、いいアクセント。
インパクト抜群で、素晴らしかったです。
今年のベスト!
LINUS RECORDS/Maserati : Rehumanizer [CD]
おしまい。