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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Music】 Fuji Rock Festival '09 2日目

 

2日目。

 

Seun Kuti & Egypt 80 @ GREEN STAGE

フェラ・クティの息子が、親父のバンドを率いてのライブ。全くの初見でしたが、きっと良いだろうなぁと思っていたら、案の定ドハマりしました。止まらないリズムと、破壊力のあるブラス、カリスマ性抜群のボーカル。自然と足が動き、延々と踊り続けてしまった。アフロビート凄い。そして、ショーン・クティは手足が長くてステージ映えします。全身緑の服を着てるのにかっこ良いなんてズルいです。しかしサックスは普通です。でもそんなことは些事。がっつり踊りました。とても良かったです。最終日の大トリ(オレンジ)も観ようと心に決める。

 

The Gaslight Anthem @ WHITE STAGE

ところ天国でまったりしていると、良さげなギターロックが聴こえてきたので観ることにしたバンド。こちらも全くの初見でしたが、非常に良かったです。見た目はいかつい兄ちゃんですが、そこから発せられる音楽は、繊細なメロディを勢いのある演奏と、力強いボーカルで表現する、正統派のエモ。疾走感を持って突っ走ってもバタつかず、野外でしっかりと音を届かせる地力も持ち合わせており、とても良かった。音源も聴いてみようと思います。

 

Esne Beltza @ 木道亭

バスクのバンド。前日のオレンジはダヴスと被ったので断念したのですが、事前に聴いた音源も良かったので期待してました。木道亭ということで、電子楽器を派手に使った演奏はできないのですが、そんなことはほとんど気にならず、アコーディオンを中心に据えた民族音楽的な楽曲で、異様に盛り上がりました。ピョンピョン飛び跳ね、ボードウォーク揺れる。レーヴェンと同じような楽しさで、素晴らしかったです。

 

The Aggrolites @ FIELD OF HEAVEN

この日はワールドミュージック色がやや弱く、ステージ毎の色合いがかなりはっきりしており、特にスカ色のヘブンはいまいちしっくり来ないメンツでしたが、このバンドはファンクっぽさが強く出てるレゲエ、という感じで面白かったです。ど真ん中のレゲエ的な楽曲もあって、そちらはイマイチでしたが、雑多な要素が盛り込まれた楽曲は楽しめました。

 

Ben Harper and Relentless7 @ GREEN STAGE

フラフラ彷徨った挙げ句、グリーンまで戻ってベン・ハーパーを観た。かなり、ハードロッキンなライブでした。ジャンル的には自分好みでは全然無いのだけど、かなり聴かせる内容で非常に良かったです。歌声に説得力があって、全体的にとても力強かった。テンションが上がり、途中退出予定が結局最後まで鑑賞。ギターの平行に置いて弾くパフォーマンスも良かったし、とても楽しめました。

 

Bad Brains @ WHITE STAGE

昔からのバンドですけど、初見。最初は真性のハードコア・パンク。演奏はやたらと激しくてやかましく、かなり格好良いものの、ボーカルが酩酊してるようなゆらゆら感で、その食い合わせが意味不明。ちょっと面喰らいました。加えて、たまに普通にレゲエの曲をやったりして、これは掴み所のないバンドだなと、長いキャリアを知っておかないと、入り込めないなぁと、困りながら聴いてました。ただ、トイレに行ったり、隣のステージを覗いたりしていると、だんだんボーカルの調子が出てきたのか、こっちが慣れてきたのか、なんか良くなってきて、特に終盤は聴き応えがあって良かったです。全体的な印象が未だにはっきりと言えず、とにかく不思議なバンドだったので、ちょっと興味を持ちました。

 

Rafven @ GYPSY AVALON

この日のトリは、前日のライブが素晴らしかったレーヴェンにしました。アバロンなのに、すごい人。開始前から熱気を感じた。そんな中で始まったライブですが、選曲も展開もほぼ前日に観たものと同じだったにも関らず、さらに上を行くパフォーマンスで良かったです。自信を持ってプレイしている印象で、キメの部分にはますます磨きがかかり、とにかく盛り上がりました。言葉分からないけど、大声で合唱したくなる楽しさ。この時、客層がソウルフラワーと被ってるかな? と思うようになる。ライブ後の盛り上がりかたも同じような気もするし。まあ私が気に入るのは必然というものです。素晴らしかったです。

 

ライブ後、グリーンではフランツさんがまだやってましたが、向かう途中で「Take me out」が聴こえてきてしまったので、もういいやと思って帰りました(他の曲に興味なし)。3年前にも観たし…。

3日目へ続く。