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【Music】 Soul Flower Union / ルーシーの子どもたち (2009)

 

日本が誇る雑食ロックバンド、ソウル・フラワー・ユニオンによる2009年リリースのシングル。全7曲。

 

表題曲に加えて、ライブの定番「秋田音頭」がついに収録。あとは既曲のライブバージョンを5曲、という構成。昨年の『カンテ・ディアスポラ』の優しい肌触りにどうしても慣れず、しばらく遠ざかっていたのですが、フジロックでだいぶ持ち直したので、聴きました。「ルーシー…」は、ラテン風味の陽気な音楽に、どこか陰を帯びたメロディがうまくマッチングした佳曲で、なんだか安心した。尚、PV には渋さ知らズのダンサーが参加しており、私には夢の共演であります(→リンク)。「秋田音頭」はベースの JIGEN が歌っております。秋田民謡を激しいロックに仕上げた曲で、一聴だとあんまりしっくりこないんだけど、短い単位で曲がループするのをしばらく聴いてると、だんだんはまってくる不思議な曲です。あと、他のライブトラックは、古い曲から最近のまでのバランスが非常に良い。「ミシシッピ・ガッデム」はうつみようこがボーカル。「乳母車と棺桶」「こたつ内紛争」はニューエスト・モデル時代の曲です。特に後者は、ライブで一番盛り上がると言っても良い曲でありますよ。大合唱するのですよ。「不死身のポンコツ車」と「パレスチナ」は最近の曲では少し緩めの曲で、それほどスポットが当たってる曲ではないと思うのですが、独特の横揺れ感が心地良く、この2曲を抜き出したのは成功と言ってよいのではないでしょうか。そんな感じで、ライブバージョンの選曲も含めて、とても良い作品だと思いました。10月のライブアルバムも期待しております。

 

ルーシーの子どもたち

ルーシーの子どもたち