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【Music】 Andrew Bird / Noble Beast (2009)

 

シカゴ出身のシンガーソングライター、アンドリュー・バードによる2009年リリースの 8th。尚、ソロアルバムとしては5枚目。

 

前作は非常にポップな仕上がりで最高の聴き心地でした。今作も期待しておりましたが、ちょっと予測不能な方向に行ってて、やや戸惑う。かなり力の抜けた自由な楽曲が多くて、奔放な内容です。自由度が上がって、気楽に聴けるけれども、完成度は前作よりも確実に落ちていると思う。個人的には若干、おいてけぼりを食らった感もありました。それでも時折、目の覚めるような素晴らしい楽曲を繰り出して来たりもするので(M-3「Fitz & Dizzyspells」など)、全体の印象としてはそれほど悪くはありません。こっちが、彼の本性なのかな…という気もします。よく理解している人にとっては、遊び心たっぷりな感じで、こちらの方が楽しめるかもしれませんが、私にとっては、入り口でちょっとつまずいてしまったような感じでした。面白い音もたくさん飛び出してきますし、これはこれで全然アリなんですが、個人的に期待していた方向とズレていることもあり、全体的な軽さが気になってしまうような内容であります。ライブは即興的な側面が強くて、もっと自由奔放みたいですね…。

 

Noble Beast

Noble Beast