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【Music】 斉藤和義 @ 長良川国際会議場

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3月18日、斉藤和義『45 STONES』のライブに行ってまいりました。

サポートメンバーは、隅倉弘至(初恋の嵐)、玉田豊夢100s)、辻村豪文(キセル)、藤井謙二(The Birthday、元マイラバ)。

最新アルバムからの曲を網羅しつつ、以前からのヒット曲も盛り込んだ、充実したセットリストでした。基本的には、激しいロックよりの曲を畳み掛けてたという感じ。静と動がはっきりしていて、弾き語りでしっとり聴かせる部分は、一箇所にぎゅっと集めつつ、基本は骨太で力強いギターを前面に押し出した、激しい演奏による楽曲を連発。轟音の塊を叩きつけるような、迫力のあるパフォーマンスでした。暗く攻撃的な色合いが濃く出ていた、最新作の印象を思い起こされるライブ。

とはいえ、激しいだけのステージではなく、ひょうひょうとした MC とか、「やさしくなりたい」の曲の入り際に見せたユーモア(ミタさんの真似をキセル兄にさせたり)とか、終盤に陽性な雰囲気で思いっきり開放された曲を繰り出したりといった、バラエティに富んだ展開もあって、普通に楽しめるライブでもあったと思います。とりわけテンションが上がったのは、玉田×斉藤のドラム対決で、玉田さんの完勝っぷりに爆笑してしまいました。また、行く先々で、サポートメンバーによる寸劇というか、即興演奏のようなものをやっているらしく、今回は「空も飛べるはず」を披露しておりました。岐阜県で白線流しということですね。

アンコール、RCサクセション「エンジェル」のカバーをやったところで、電車の時間が迫っていたので離脱。名残惜しい気持ちを残しつつ、会場を後にしたのでありました。

というわけで、あらためて全体を見ると、とても気持ちのいいライブでした。とりわけ最近の活動において、攻撃的でぶっきらぼうなメッセージソングが目立っているにも関わらず、不思議とそっち方面に拒否反応が出ないという、彼の活動全体を体現したようなライブだったと思います。松嶋菜々子からもらったエプロンを着けながらはしゃぐ彼も、「NO NUKES!」と叫ぶ彼も、斉藤和義その人であります。

以上です。岐阜まで弾丸ツアーで行って帰ってきたので疲れましたが、楽しかったです。

 

KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR2011-2012 "45 STONES"