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読書、音楽、ゲームなど、エンターテインメント系の趣味について書きます。

【Book】 読書記録 2012年9月まとめ

読書メーター2012年9月分のまとめです。以下は主な出来事。

  • 荷物を整理していたら、昔、文学フリマで買ったゼロアカ道場の同人誌が出てきたので読んでみました。批評ってやっぱり面白いです。
  • 上とも関連しますが、ひたすら未読本消化月間となりました。当分続きます。
  • 「この本、ずっと未読のままですけど…、ときめきますか?」「はい! これから読みます!」(人生がときめく片づけの魔法ごっこ)
 

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5076ページ
ナイス数:34ナイス

Fellows! 2012-AUGUST volume 24 (ビームコミックス)Fellows! 2012-AUGUST volume 24 (ビームコミックス)
読了日:9月1日 著者:

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 01月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2011年 01月号 [雑誌]
読了日:9月3日 著者:

インテリジェンス人生相談 [個人編]インテリジェンス人生相談 [個人編]感想
SPA! 連載の人生相談。赤本は個人編。週刊誌的なエロ話もあり、雑誌の性質をよくを見極めているような回答で、(本人はやりたいようにやっていると言っていますが、そのスタンスの表明も含めて)いい意味で上手い人だなぁと思いました。他の著作もそうですが、佐藤先生の言葉を読んでいると、なぜか行動意欲がかきたてられます。具体的な内容の良さというより、全体の雰囲気からにじみ出ている「すごみ」のようなものを感じているからかもしれません。参考文献には読みたい本がちらほら。
読了日:9月4日 著者:佐藤 優

インテリジェンス人生相談 [社会編]インテリジェンス人生相談 [社会編]感想
黒本は社会編。赤本(個人編)に比べると重い話が多いです。アドバイスの内容も抑制が効いていて、まっとうな事を言っているような印象が強く、説得力はある感じでした。本編が充実している分、紹介文献で読みたい本はあまりなかったかもしれませんが。とりあえず、ノートに書くのは大事です。あと、地方議員と牧師さんの万能感がハンパない。
読了日:9月5日 著者:佐藤 優

人生がときめく片づけの魔法人生がときめく片づけの魔法感想
かたづけの修羅道を突き進む、こんまりさんの自伝的小説として、とても楽しく読めました。アリスが神本というところもポイントかと。私もたまった未読本を百冊単位で捨てた時はすっきりしたなぁ。
読了日:9月7日 著者:近藤 麻理恵

大聖堂 (村上春樹翻訳ライブラリー)大聖堂 (村上春樹翻訳ライブラリー)感想
初カーヴァー。美しい短編集でした。壊れつつある生活を見つめる作者の優しげな視点という感じでしょうか。現在の悲しみ、将来の崩壊といった負の側面を予感させつつも、どこか柔らかな感じで着地する結びが心地よかったです。光景や物体、行為や視線など、文章のあらゆる箇所に、暗喩というか、意味を持たせている(思わせぶり)な描写を、きめ細かく詰め込んでいるので、そういった読み解きも楽しそうな気がします。また、村上春樹の訳者解題が、作品をとても分かりやすく読み解いており、読み方指南として面白かったです。続きはコメント欄へ…。
読了日:9月12日 著者:レイモンド カーヴァー

昼の学校 夜の学校昼の学校 夜の学校感想
学生からの忌憚の無い質問に答える大道集。自身の路上スナップ写真のような、ライブ感のある回答って感じで面白かったです。言葉ではなく写真で語ればいいとか、とにかくたくさん撮ればいい等、一見ぶっきらぼうな物言いでありつつ、写真に対して真摯に向き合った結果として出てきた言葉なんだろうなと思わせるところが良かった。
読了日:9月13日 著者:森山 大道

夜の歌 (少年サンデーコミックス)夜の歌 (少年サンデーコミックス)感想
「夜に散歩しないかね」の大トリックっぷりに興奮しました。あと藤田先生の描く女の子はやはりエロいでありますな。
読了日:9月13日 著者:藤田 和日郎

XamoschiXamoschi
読了日:9月14日 著者:藤田 直哉,井上 ざもすき

外務省ハレンチ物語外務省ハレンチ物語感想
すごい話だなぁと思いつつも、小説としては少々クドい描写、展開が気になりました(このしつこさこそが、佐藤先生の得意な形と言えばそうなのかもしれませんが…)。初出がアサヒ芸能ということで、まあそんな感じです。
読了日:9月15日 著者:佐藤優

POPEYE (ポパイ) 2012年 10月号 [雑誌]POPEYE (ポパイ) 2012年 10月号 [雑誌]感想
NY シティガイドということで、ペットショップボーイズのニューヨークシティボーイを聴きながら読みました。なつい。
読了日:9月17日 著者:

ケフィアケフィア
読了日:9月17日 著者:やずや やずや,三ツ野 陽介

PlateauPlateau
読了日:9月19日 著者:坂上 秋成,山田 あずさ

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)感想
現在の出版業界に対する問題点の分析と、ケータイ小説がヤンキー文化と活字文化の衝突であるという考察が面白かったです。電子ブックについては、iPad 発売直前(2010年)ということで、希望に満ち溢れていて文章から興奮が伝わってくる感じ。コボちゃんが出たりキンドルがまだ出てなかったりしている現在の日本の状況について、佐々木先生はどう感じているのでしょうか(最近の文章読めば書いてあるかな…)。
読了日:9月21日 著者:佐々木 俊尚

月刊コミックビーム 2012年 10月号 [雑誌]月刊コミックビーム 2012年 10月号 [雑誌]感想
増ページなのに薄くなった!
読了日:9月22日 著者:

「複雑系」とは何か (講談社現代新書)「複雑系」とは何か (講談社現代新書)感想
ジュラシック・パーク』の映画公開当時、原作小説を読んで、「何だかよく分からないけどカオス理論てすげー!」って気がした十五の夜。この本は、複雑系の歴史や人物を中心に解説した内容で、話としては面白く読めましたが、「複雑系」そのものについては、やっぱり分かったような分からなかったような、捉えどころのないまま読み終わってしまいました。途中から哲学を聴講しているような気分に…。とりあえず、うかつに使えないことばであるという感覚だけは心に刻みました。不勉強でありますゆえ、ご容赦を…。
読了日:9月24日 著者:吉永 良正

ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)感想
関心を持ち、仮説を立て、分解・観察をして、検証する。研修とかで出てくる、問題発見・解決の話だなと思っていたら、後半にそのまま言及されていました。話に興味を抱かせる例え話など、とっかかりとしては分かりやすくて良い本だと思います。
読了日:9月25日 著者:小宮 一慶

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)感想
読んでいて途中で論理がつながらないように思えるところはありましたが、本当に環境・自然にやさしいことを考えるっていう、最後の方で著者が訴えることについては、正しい姿勢だと思います(それが、これまでのかんきょうだいじにキャンペーンの効果であると言えなくもない気もしますが…)。余談ですが、レジ袋の件での環境省のコメントとかを読むと、環境省博報堂を使って広域がれき処理のタイアップ広告を云々という、最近の朝日新聞の記事(プロメテウスの罠)を思い出します…。
読了日:9月26日 著者:武田 邦彦

「ニート」って言うな! (光文社新書)「ニート」って言うな! (光文社新書)感想
3人の筆者による、3部構成。全体的には、ニートという言葉自体が暴走して、若者の精神的な側面や、親・教育の問題ばかりに責任を転嫁し、社会構造・経済情勢の変化に眼を向けない、いわば「(逆)ニート脳の恐怖」を指摘したような内容でした。数値を示して丁寧に実証して見せた、1部が特に良かったです。2部は、舌鋒するどく溜飲が下がりますが、いささか極端な言説になっている印象です。3部は、様々な言説がよく整理されており、全体の主張をマクロレベルで補完してて良かったです。6年経った現在は、どうなんだろうと思いつつ読みました。
読了日:9月28日 著者:本田 由紀,内藤 朝雄,後藤 和智

Fellows!(Q) 2012-AUTUMN Q.E.D. (ビームコミックス)Fellows!(Q) 2012-AUTUMN Q.E.D. (ビームコミックス)感想
九井諒子「犬谷家の人々」最高でした。「いません…」に爆笑してしまった。樫木祐人「こびと日和」が表紙ですが、中身は再掲というのはちょっと残念です。結局読み直してやっぱり面白かったけど。
読了日:9月30日 著者:樫木祐人,九井諒子,森薫,入江亜季,宮田紘次,冨明仁,犬童千絵,吉元ますめ,ほか


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