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【TRPG】 エムブリオマシン 練兵都市 / The first glory

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ファンタジー・ロボット RPG、エムブリオマシンRPGの学園生活サプリメント「練兵都市」を使ったシナリオに、プレイヤーとして参加しました。

舞台は、大国に攻め込まれ、戦争状態となっている小国家連合の中にある教育機関、リートフェルト教練学園。PC 達は学園の生徒として、学校活動にいそしみつつ、EM 乗りとして戦ったり死んだりします。

エムブリオマシンは、それまでにも何度か遊んでいたのですが、バトル・パートに至るまでのアドベンチャー・パートはあくまでもフレーバー的な要素であり、読み合いを重視したガチ戦闘こそがメイン、という感じの遊び方でした。これはこれで面白いものの、せっかくのキャラ設定や能力を活かせぬままだったのも事実で、このサプリメントはまさにそこを補完するような内容だと思います。

追加ルールとして、NPC との友好度が設定されており、いちゃこらしたりいがみ合ったりするのが楽しいです。背景には戦争であるがゆえに、「別離」(≒死別)もルール的に用意されているという…。独特な緊張感の中で、刹那的な学園生活を送る。いい、いいじゃないか。

 

すでに仲間うちでは何度かプレイされていたのですが、私自身は初参加ということで、新キャラを検討。

こんなキャラを考えました。

 

プリエ

 

「フェーゴと一緒に、昔みたいに踊ってみせる…」

幼いころから踊り娘としての才能を見せ、将来を嘱望されていたが、戦争に巻き込まれて膝に矢を受けてしまい、以前のように踊れなくなってしまう。

失意の彼女を救ったのは皮肉にも、彼女を傷つけた EM であった。

EM の華麗なる動きに魅せられた彼女は、学園へと入学する。

愛機「フェーゴ(Fuego)」を駆り、彼女は踊り続けるのだ。

 

プリエ:バレエの動作で、膝を曲げる動きのこと。膝に矢を受けてしまった彼女は、もはやこの動作を取ることができない。

フェーゴ:スペイン語で炎の意。燃えるような赤い機体である。

 

元ネタは、カサハラテツローRIDEBACKです。主人公の尾形琳の設定、そのまま…。もともとはちょっとだけひねって、ヒップホップダンスの男性キャラを想定してたのですが(それもどうなんだ)、お相手になりそうな NPC が男性だったので、急遽、方針を転換しました。結果的には、適当に検索してその場でつけた名前もすとんとハマったし、良かったのか。

機体は完全に見た目で、トルトハーンを選択。一発勝負のパイルバンカーを両手に仕込む、オトコ機体です。弱いよ!

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トルトハーン

 

シナリオは、生徒会主催の実戦形式による競技会、という内容で、チュートリアル的な戦闘、アドベンチャーパートでのちょっとした陰謀劇を経て、決勝でのガチバトル、と盛りだくさんな内容でした。アドベンチャーパートで、調査判定にファンブルして、決勝戦で「仕掛けられる」はずだった機雷をぶっ壊したり(結果オーライ!)、戦闘では久しぶりで動き方を忘れるといった間抜けっぷりを披露しつつも、楽しみました。

 

以上です。エムブリオマシンて、長く遊べてかなり面白いゲームだと思うのですが、あまり話題に上らない気がしています。読み合いの敷居は高いかもしれませんが、あまり考えなくても何とかなりますし、ルール的にもそれほど難しくないので、意外ととっつき安いと思うのです。2009年にサプリメントが出て以降、すでにサポートは止まっているようですが、もっと遊ばれるといいなと思っております。でも、基本ルールブックはもう手に入らないのか…?

 

以下は制作者インタビュー(グループ SNE のサイトより)。サプリメントの特徴がよくつかめると思います。

『練兵都市/Expansion:エムブリオマシンRPG』発売記念インタビュー