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【Art】 カリフォルニア・デザイン 1930-1965 @ 国立新美術館

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昨日、「アーティストファイル2013」で新美を訪れたら面白そうな展示会がちょうど開催日だったので行ってみました。正式名は、「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」

 

20世紀なかば(ミッドセンチュリー)にカリフォルニアで展開した、モダン・デザインをテーマにした展示会。第二次世界大戦後に発展を遂げ、イケイケドンドンな繁栄を象徴するかのように、開放感があって、あざやかな色使いで、大胆なデザインにあふれています。50年以上前のデザインですが、採光を意識したリビングや、機能性をつきつめた家具など、(懐古的な意味ではなく)今のデザインに通じるのかなと思ったり。

 

建築、椅子、家具、車、衣服、水着、陶器、雑誌などなど、本当にたくさんのモノが展示されていました。だいたい時系列に並んでいつつも、ジャンル横断しすぎててちょっと散漫な印象もありましたが、盛りだくさんでとても楽しめました。個別に印象に残ったものをいくつか。

 

エアストリーム 《バンビ》。車に引かせるキャンピングカー。アルミニウム製で銀色に輝いていました。まるっとした形がとてもかっこいいです。夏は暑そう。

 

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ケム・ウェーバーの机と椅子。現物を見た瞬間、ひとめぼれしました。これください。

 

フランク・ロイド・ライトのハンナ邸。日本でも帝国ホテルとか設計した人ですね。一面のガラス張りと、横向きに木のラインが入ってるところがかっこよかったです。

 

イームズの椅子。いわずと知れたイームズがそこかしこに展示されてました。展示だけでなく、いくつかは実際に座ることができます。初めて座りました。こ、これが DCM …。

 

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アルヴィン・ラスティグの装丁。これは「地獄の季節」という本。解説によると、内容には直接関係のないデザインらしいですが、単体としてとてもカッコいい。

 

以上です。ふと思い立って入ってみた展示会でしたが、とても楽しかった。これも、3月23日(土)は、22時まで開場、かつ、入場無料となるようですね。

 

カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-