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【Music】 パワポ方面 UK ロック行き - Feeder / Generation Freakshow (2012)

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イギリスのロックバンド、フィーダーの 8th。昨年出てたの気づかなかったよ。

 

2010年リリースの前作 "Renegades" は、グランジ方面に針を振り切ったような作品でした。サイドプロジェクト "Renegades" の活動の中でつちかった要素が、いい意味で前面に出た快作だったと思います。2011年のフジロックで聴いた、ニルヴァーナ「ブリード」のカバーが忘れられない。

 

そして今作は、バランスをとるように以前の彼らの音楽に少し戻ったように感じました。もともと、パワーポップのような爽快なメロディーと、オルタナグランジな荒々しい演奏が絶妙にからみあいつつ、同時に抒情的な UK ロックの香りをただよわしているという、不思議な魅力を持ったバンドなので、これぞまさにフィーダー、といった感じ。初期のころに戻ったような、原点回帰な印象もあります。"Echo Park" 信者で、「Buck Rogers」が生涯ベスト楽曲のひとつである私には大好物です。ばくばく。

 

2曲ほど、お気に入りな曲があります。「Borders」と、「Generation Freakshow」。激しくも爽快なギターが心地よい。ちょっと捨て曲というか、印象に残らない楽曲も多いですが(そんなところもパワーポップ…)、アルバムを通して聴くと、ポイントを押さえつつ最後までなんとなく聴きとおせる、ベテランの味といったものも感じさせます。もっさりしたテンポの曲はもう少し軽やかにしてほしかったけど…。

 

というわけで自身のキャリアをふまえたいいアルバムでした。いろいろあった結果、最初の立ち位置にもどってきた、といったような、ある意味、すがすがしい作品です。

 

なお、日本盤はボーナストラックとしてアジカンのゴッチや the HIATUS の細美君がボーカルをとったカバーも収録されています。私は輸入盤にしましたけど…。

 


Feeder - Generation Freakshow - Track 7 ...

 


Feeder - Borders - YouTube

 

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