【Music】 WIRE セカンドフロア系 - Mungolian Jetset / Mungodelics (2012)
Mungolian Jetset / Mungodelics (2012)
- Toccata (Mungolian Jetset presents Jaga Jazzist vs. Knights Of Jumungus)
- Revolving Door (Mungolian Jetset vs. Unni Wilhelmsen)
- Smells Like Gasoline
- Mung`s Picazzo (Mungolian Jetset vs. Athana)
- Mush In The Bush
- People On Strong Stuff
- Ghost In The Machine (Mungolian Jetset presents The Sjukt)
- The Dark Incal (Mungolian Jetset presents Knights Of Jumungus)
ノルウェーの2人組による 3rd。Smalltown Supersound から。
突然ですが、WIRE のセカンドフロアに出るようなアーティストが好きです。
日本最大級のレイブイベント、WIRE。横浜アリーナ全体を巨大なステージとして作り上げるファーストフロアとは対照的に、セカンドフロアはこじんまりとした小ホール。
せまく密閉された空間のため、非常に蒸し暑く、空気の悪い環境の中、個性あるメンツがそろうセカンドフロアでは、幾度となく楽しい音楽に出会ってきたものでした。そういえば DJ Koze もココで知った。息苦しくてハイになっているだけでは? とか言わない。
そして、Mungolian Jetset の音楽を聴いた時、真っ先にあの、セカンドフロアの風景が思い浮かんだのであります。
全体として、ゆるやかなハウス、ディスコが基調です。ジャンル的には、「Nu-Disco」というやつか。
ダンスミュージックの体裁を取る中で、ニューウェーブやインディロック、アンビエント、サイケデリックといった、いろんな要素をうまく取り込んでいます。仕上がり具合はとてもよく、完成度は高い。
基本的に端正なつくりなので、ガツンとくるような刺激は特にありませんが、自然と耳に溶け込んでくる心地よさがあって、何度も繰り返し聴いて、ふわふわした気分になりました。
一方、M-7「Ghost In The Machine」のように、フロアで気持ちよく踊れるような曲もあります。というかこの曲、実際に誰かが WIRE で回してた記憶ある。確かクリックハウス系の人…(うろおぼえ)。
という感じで、高い完成度を誇ると同時に、聴く側の力点の置き具合によって、聴くたびにその様相を変える、すばらしい作品でした。おススメしてくれた、Linusrecords の中の人に感謝です。
LINUS RECORDS/Mungolian Jetset : Mungodelics [CD]
Mungolian Jet Set Presents: The Sjukt - Ghost In ...