カエルが「オプオップ」と鳴く、タイの絵本 『しーっ! ぼうやがおひるねしているの』
ミンフォン・ホ/作、ホリー・ミード/絵、安井清子/訳 『しーっ! ぼうやがおひるねしているの』
- 作者: ミンフォンホ,ホリーミード,Minfong Ho,Holly Meade,安井清子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1998/12
- メディア: 大型本
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タイの絵本です。
えほんの参考書、『絵本で子育て』で紹介されてて気になったのですが、品切れみたいなので、図書館で借りてきました。
ぼうやがお昼寝しているとちゅう、いろんないきものがさわぐので、お母さんが静かにしてって次々と黙らせていく話です。
ちょっと神経質なお母さんね。
だって、おひるねのじかんは貴重なんだよ!(なぜキレたし)
いきものの鳴き声とか音が、日本の常識とはちょっとちがう感じでおもしろいです。
カエルは「オプオップ、オプオップ」、ブタは「ウィーット、ウィーット」、サルは「チアッ、チアッ」となきます。
タイではこれがスタンダード、なのかどうかは知らない。
あと、絵柄や色使いも独特な感じで、よく見るえほんとはちがった魅力があるとおもいます。
全体的に渋くて暗めの色合いなんですが、こどもは意外とこういうのを気に入ったりもしますからね。
鳴き声→静かに! のミニマル感がここちよく、また、さいごのオチもうまいです。
対象年齢は特に書いてないのですが、よみきかせるなら幼稚園くらいからかなと思います。
ミニマル感にハマってくれる世代。
本文に漢字が使われてるのが(ふりがなはふられているが)、なぞです。
もともと、おとな向け絵本なのかなぁ。
でも子どもも楽しめると思います。
うちの子も、がっつりハマったりはしてませんが、ちょっと気になるようす。
でも、借り物だから破かないようにビクビクしちゃいます…。
古本で買い直そうかねぇ。
おしまい。