Ballerini, Helm, Rachel Grimes - Linus 定期便 2015年7月
7月の Linus 定期便報告です。
なんか変な2枚を指定してきました。
「ちょっと言葉では形容しづらい(?)感じ」だそうな。
それを警戒してというわけではないですが、最近興味を持ったポスト・クラシカル系で、これはハズレないだろうという売れ線のヤツを、自分から追加で注文しました。
というわけで、今月は3枚です。
Ballerini - Beautiful Ground (2015)
イタリアの Alessio Ballerini さんによる1作目。
つかみどころのないアンビエント・テクノ。
淡いトーンのシンセや、やわらかいピアノなどで形作られた音楽。
全体的な傾向は、そういった優しげな作りと言えると思いますが、一曲の中でもかなり様相が変わったりしていて、これと決められない感じ。
ことばにできないもどかしさはありますが、聴いていて心地よいことは心地よいのです。
結果、なにも語れていない感想で終わります。
LINUS RECORDS/Ballerini : Beautiful Ground [CD]
Helm - Olympic Mess (2015)
UK の Luke Younger さんによる1作目。
つかみどころのないアンビエント・テクノ。
こちらは Ballerini と比べて、金属質な音づくり。
刺激的なノイズや重めのベースが印象に残ります。
でも、音楽のジャンル的にはなんだろうこれは…という感じ。
ことばにできないもどかしさはありますが、聴いていると不安で心がざわつきます。
結果、なにも語れていない感想で終わります、その2。
LINUS RECORDS/Helm : Olympic Mess [CD]
Rachel Grimes - The Clearing (2015)
Rachel's の女性ピアニストによるソロ2作目。
美しくドラマティックなポスト・クラシカル。
中心にあるのは、情感たっぷりに奏でられるピアノ。
その周囲を、美しいオーケストラが彩ります。
穏やかな曲調に加えて、時折、嵐のような激しい展開も繰り出したりと、かなりドラマティック。
物語を紡いでいるようであり、通して聴いても飽きさせないですね。
ポスト・クラシカルの入り口にふさわしい作品ではないかと。
素晴らしいです。
LINUS RECORDS/Rachel Grimes : The Clearing [CD]
おしまい。