スリリングな展開に熱中 - 『さんまいのおふだ』
0歳からの読み聞かせ
絵本の読み聞かせは、息子が0歳の時から始めていました。
最初は、絵柄に興味を示したり、親の表情とか発声に反応したりといった、直接的な反応でした。
表紙の裏(見返し)をガリガリめくろうとしたりとか…。
そういえば、破いたりはしなかった。
親の気持ちが分かったのかしら…。
物語にハマった?
そんな息子でしたが、最近、特に2歳になったあたりから、反応が目に見えて変わってきたのを感じます。
言葉の内容が、理解できるようになってきたのかなーと感じる。
親子のコミュニケーションを楽しんだり、「○○だねー」と感想っぽいことを言ったり。
そして、昨年末(2歳4ヶ月)、以下の本を読んで、はっきりと認識しました。
物語を理解して、ストーリーにハマってきているな、と。
さんまいのおふだ
こちら、福音館書店の定期購読で届いた本です。
いつもお世話になっております。
「三枚のお札」の話自体は、地域伝承として色々な地域に伝わっているっぽい。
私も、似たような話を見聞きした覚えがあります。
本書は、「新潟の昔話」とのこと。
内容は、山寺の小僧が花切りに山へ行ったら夜が更けて帰れなくなり、おばばの住む山小屋に泊めてもらったら、そのおばばは人喰いの鬼婆であることが判明、便所の神様に三枚の御札をもらいつつ逃げ出した小僧、それを追いかけるおばば、小僧は御札を次々と投げておばばを妨害しつつ、寺まで逃げてきたところで和尚に助けられる、おばばは和尚との知恵比べに負けて食べられてしまったとさ、という話。
なんだか色々混ざっているような気がする。
この絵本を最初に読み聞かせした時は、おばばが豹変するところからじっと絵本に見入り、そこからひとことも発さずに絵本に集中。
読み終わったところで、すぐさま、もういっかい、と再読を要求したのでした(2歳にとっては決して短い絵本ではないのですが、3回くらい読まされた)。
物語に入り込んでいるのかなーと思ったのでした。
正直、地味な色使いや粗っぽい絵柄でとっつきづらいような気がしていたので、ここまでハマるとは思っていませんでした。
見た目で判断して、すまん、さんまいのおふださん。
ともかく、子どもの感性って面白いなーと、あらためて思った次第です。
おしまい。