The American Dollar, Martin Nonstatic - Linus定期便 2016年1月
Google Play Music との併用
2016年1月の Linus 定期便報告です。
年末にかけ込みすぎたので、今月は2枚のみとしました。
The American Dollar と、Martin Nonstatic。
前者は昔、何枚か聴いたことあるなーと思いつつ、過去作を Google Play Music で検索して聴いてみました。
1st と 2nd は、CD を持っているはずなのですが、見つからなかったので…。
The American Dollar - Google Play の音楽
もう CD 持ってても持ってなくても、特に関係なくストリーミングで聴いちゃう。
これぞクラウドって感じです(違う)。
ともかく、新譜が出たバンドの過去作を聴き直したりするのにけっこう使えるなと思いました。
ラインナップがそろっていることが前提ですけどね…(Martin Nonstatic の方はシングルのみで、アルバムは無かったです)。
The American Dollar - Across The Oceans (2015)
NY の2人組による6枚目。
デビュー間もない頃は、ピアノ系の美麗な旋律が目立つポストロックって感じで、きれいな作りだけど、あまり轟音じゃないところとか、微妙な感じで聴いていたのですが。
久しぶりに聴いてみたら、基本路線は変わらないものの、ジャンルを自分たちなりにアレンジして、うまく使いこなしている感じで進化していました。
ブレイクビーツを取り入れていたり、目新しさも感じさせます。
過去作をさらっと聴いた感じだと、2010年リリースの4枚目 "Atlas" くらいから、潮目が変わってきたっぽい。
その後の、アンビエントアルバムの制作も効いているのかなと思います。
キャリアを包括しつつ新機軸も見せた、充実作って感じ。
とてもよいです。
LINUS RECORDS/American Dollar : Across The Oceans [CD]
Martin Nonstatic - Granite (2015)
オランダ出身、Martin van Rossum さんによる3枚目。
アンビエントなダブテクノ。
湿り気を帯びていて、だけど、そこまでずぶずぶと沈みこまず、水面にかぷかぷと浮かんでいるくらいの音。
そんな雰囲気の中をたゆたっていると、時折、きらきらしたエレクトロニカ音が降り注いできて、心地よい。
ディープなダブテクノはちょっと苦手なのですが、エレクトロニカ寄りなのでけっこうハマりました。
まあ、Linus 店主さんに、そういって薦められたんですけどね!
好みがすっかり読まれています。
とてもよいです。
LINUS RECORDS/Martin Nonstatic : Granite [CD]
おしまい。