The Field, Ales Tsurko, Shaded Explorer - Linus 定期便 2016年4月
はじめに
2016年4月の Linus 定期便報告です。
4月も3枚でした。
The Field は自分買い、残り2枚が推薦盤です。
2枚のみにしようと思っていたのに、The Field が決済する直前に入荷していることに気づいてしまい、思わず一緒に買ってしまった。
後悔はしていない。
尚、Linus Records は今、15周年記念でセール中です。
5月7日(土)まで大多数の商品を一律25%オフでご提供させていただきます。15周年だから15%でいいかなと思いましたが、割り引いた後の金額みたら何かインパクト弱かったのでさらに10%上乗せしました。こんな程度の割引ですが精一杯です。よろしくお願いいたします。
— Linus Records (@linusrecords) May 1, 2016
明日までですが…。
旧譜は、定額制ストリーミングサービスで聴けるものも多いですが、フィジカルで持っておきたいモノは捕獲しておこうと思います。
The Field - The Follower (2016)
スウェーデンの Axel Willner さんによる5枚目。
淡く幻想的なミニマル・テクノ。
前作 "Cupid's Head" が2年半前(→感想)。
コンスタントに作品を発表し続け、マイナーバージョンアップを繰り返しながら安定した内容を届け続けています。
今回も全体の方向性はまったく変わらず。
きれいめの音をぐるぐるとループさせながら陶酔感を引き出すという音作り。
リズムを強めに刻む曲の方がインパクトは強いのですが、スロウなトラックの方がスルメ的な味わい深さがあります。
というところも一緒だな…。
今作も安定の出来です。
LINUS RECORDS/Field : The Follower [CD]
Ales Tsurko - Transliaciya (2016)
ベラルーシの Ales Tsurko さんによる1枚目。
変幻自在のポスト・クラシカル。
基本的には、美しいストリングスが情感たっぷりに奏でられております。
いっぽう、その裏側でなぜか、チキチキとしたノイズや、やわらかいビートが鳴っています。
前者はある意味、勢いにまかせて派手に打ち出されていて、後者はある意味、緻密な計算の下で構築されているような印象。
ポスト・クラシカルとエクスペリメンタルの面白い組み合わせです。
聴き手のレイヤー(受け取り方)によって、印象が変化する作品という気がします。
君はこの音楽を楽しんでもいいし、楽しまなくてもいい(世界樹の迷宮)。
LINUS RECORDS/Ales Tsurko : Transliaciya [CD]
Shaded Explorer - Empatia (2016)
イタリアの Emanuele Pertoldi さんによる2枚目。
波間をたゆたうダブ・テクノ。
ビートはゆるく、ひたすらゆるく。
ゆらめきとまどろみととろとろと、浮遊感のある音が、ビートの上を泳ぐ。
リズムで身体を揺するというよりは、音の波に身体をゆだねるような。
おだやかな海に浮かんで、ゆらゆらとたゆたうような音楽です。
あと、最近気づいたのですが、私は水の音がチャプチャプいう音楽に弱いです。
クリックのチキチキと並んで、好きですね。
無条件でほめてしまう…。
とてもよかったです。
LINUS RECORDS/Shaded Explorer : Empatia [CD]
おしまい。