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【Music】 National Skyline / Bliss & Death (2009)

 

シカゴのバンド、ナショナル・スカイラインによる2009年リリースの 3rd。

 

8年振りのリリースだそうです。初めて聴きましたが、かなりど真ん中直球の美麗なエモで、とても良かった。淡く儚い泣き系ヴォーカルと、しっとりと染み入るギターを中心に据えた、良質なギターロック。ミネラル(2006-03-07)やグロリア・レコード等、エモの正統な流れを感じます。時折顔を覗かせる、シューゲイザー的なノイズや、轟音ポストロック的な展開が、楽曲の完成度を高め、じっくりと聴かせる内容に仕上がってます。アクトン・ベイビー期の U2(2005-03-02)の音像を、フレーミング・リップス(2005-09-18)のようなサイケデリックな音で包み込んだような、淡い音作りも素敵。ギターを持っていた頃のレディオヘッドを意識したようなメロディは、叙情的でありつつもちょっと弱い気がしますが、全体の雰囲気の良さでカバーできているかなと思いますし、そこも含めて、ちょっと前のデスキャブ(2005-08-10)を始めとする、US インディ的な良心も感じさせる。とても完成度の高い作品と思いました。とても良かったです。

 

2000年前後に出ている過去の作品を聴いてみたのですが、正直あまり印象に残りませんでした。2nd はニューウェーブっぽく、電子音を大胆に導入しているのですが、今作よりも楽曲自体が持つ力が弱く、引っかかる部分がほとんど無かった。しかも後半は電子音も無くなってしまい、グダグダ。全体的に、バンドとしての下地を作らぬまま、あっちこっちに手を出しすぎてしまったような感じで、目先の面白さだけで勝負してるバンドって印象でした。逆に言えば今作は、その辺をしっかりと作り込んだ感じが出てて、良かったと思います。8年の間に、色々あったんでしょうか。

 

Bliss & Death

Bliss & Death

 

 

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