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【Music】 Brakes / Touchdown (2009)

 

UK はブライトン出身の4人組バンド、ブレイクスによる2009年リリースの 3rd。

 

初めて聴きました。全体の印象は、いささかつかみ所のない感じです。UK のバンドであることは後で知ったのですが(元ブリティッシュシーパワーのメンバーなど)、カントリーっぽさを感じたので、勝手にアメリカルーツなバンドだと思っていたのには、自分の浅薄さを恥じ入るばかり。その他、フォークであったり、ガレージロックであったりと、色々な曲調の楽曲が入っておりますが、全体的にレトロで粗っぽい質感で統一されており、かつ、メロディーは伸びやかでよく耳に残るので、良い出来だと思う。などと言うと、普通の音楽だねで終わってしまうのですが、このアルバムは少し印象が異なっていて、質感はまとまっているけど、楽曲の展開や、奇妙な音の強弱の掛け方などで、微妙にこれといった着地点を見出せず、落ち着かない曲が多いのです。コーラス重視のメロディー、やたらと屹立したがるドラム、ボーカルを覆い尽くすような激しいギター、この辺りの音の食い合わせの珍妙さが原因か。ちょっとしたサイケっぽさがそれに拍車をかけているような気もする。ブリティッシュロック然としたバランスで、アメリカンルーツな曲をやっているってところなのかもしれません。そんなことをつらつらと考えながら、ふわふわとした気分のまま、最後まで聴き通してしまった。好印象であります。

 

Touchdown

Touchdown