【Music】 Kid Sister / Ultraviolet (2009)
シカゴ出身のラッパー、キッド・シスターによる2009年リリースの 1st。
引き続いて最近話題のヒップホップも聴きました。最初は調子よく聴けて良かったです。メロディーもあって普通に聴きやすいですし、シンセを豪快に使った80年代エレクトロ風の派手なアレンジは、少々耳に痛くはありますが、そこまで嫌いではない。しかしながら、途中からキツくなってしまいました。基本的に、彼女のラップ自体にあまり入り込めない上（上手く言えないですが、感覚的にノれない）、入れ替わり立ち替わり、色んな人がラップを繰り出すスタイルにも辟易する。音色についても、色々多彩ではあると思うのですが、それらをひたすら前面に押し出していくので、面白さがそれほど感じられませんでした。長いレコーディング期間が（3年間も録ってたのね）、1曲1曲については完成度高い楽曲に仕上げているのかもしれませんが、アルバム全体を埋め尽くすような、お腹いっぱい感を生み出しているような気がしますが。
そんな感じです。今思ったのですが、こんな風に、次々とラップが重なっていくスタイル自体が、あまり好きではないのかもしれません。オラオライェイイェイな感じで入れ替わり立ち替わりってのが、苦手なのか。バンドの中に、ボーカル（ラップ）担当のメンバーが多いよ、って。まあ、単なる偏見ですが。以上です。あと余談ですが、2曲目の「Life on TV」のサンプリングネタが、どこかで聴いたことがあってずっとモヤモヤしているのですが、何だったか思い出せない…。
