Caspian, Etherwood, Helios - Linus 定期便 2015年10月
先月の Linus 定期便報告です。
最近、いろいろなジャンルを勧められてきたせいか、今回は好みのストレートを投げこまれてきた感じ。
Caspian は追加で注文したのですが、これも読まれてたような気がするな…(だからあえて外してきたような気が)。まあいいのですが。
自分からは絶対聴かないようなものを勧められるのが、この買い方の利点ですが、たまには安心して聴けるモノもね…、と思います。
ということで、今回は3枚です。
Caspian - Dust And Disquiet (2015)
マサチューセッツの今は6人組バンドによる4枚目。
ドラマティックな轟音系ポストロック。
静から動へ、ためてためてドーンと爆発する系の音楽ですが、新作をリリースするごとに、その方向性を維持しつつも、広がりを見せ続けているバンド。
「方向性を維持しつつも」ってところがミソで、音楽的に迷走することなく、楽曲の質や表現力がずっと上がり続けている。
これは素晴らしいことだし、なかなかできないことだと思います。
静の美しさと、動の激しさが次々と押し寄せてきて、大興奮しました。
今作も最高です。
LINUS RECORDS/Caspian : Dust And Disquiet [CD]
Etherwood - Blue Leaves (2015)
UK の Ed Allen さんによる2枚目。
いわゆるドラムンベースな、チキチキズンズンビートの上で、美麗なピアノやソウルフルなボーカルが踊っています。
忙しないビートとゆるやかなメロディとのマリアージュが、意外にもかなりハマる。
アイデア勝負な感じの音楽ですが、ネタもの的な妥協や遊びは一切なく、完成度高く仕上げています。
こういうの、大好物です。
LINUS RECORDS/Etherwood : Blue Leaves [CD]
Helios - Yume (2015)
US の Keith Kenniff さんによる Helios 名義の作品は何枚目だろう? Helios って久しぶりに聴きました。
ピアノを中心とした、キレイな旋律を中心に据えつつ、空間的な広がりのある音作りで、荘厳なサウンドスケープを展開。
この辺の距離感が絶妙で、すごく身近に感じられることもあれば、すごく壮大で手の届かない感じを抱かされる瞬間もある。
純粋培養的な美ではなく、これぞホンモノの美しさって感じがするのです。
素晴らしいです。
LINUS RECORDS/Helios : Yume [CD]
おしまい。