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【TRPG】 天下繚乱 シナリオフック / G戦場の浦賀

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先日書いたシナリオフックが、自分の中でシナリオを整理するのにけっこう役に立ったので(いかに自分のシナリオが支離滅裂であることか…)、第二弾をやってみるでござるの巻。天下繚乱のシナリオをシナリオフック形式で書き起こしてみます。シナリオのネタとしてご自由にお使いいただければ幸いです。

先に書いておきますと、元ネタはゴジラvsビオランテです。どうでもいい話ですが、私が初めて劇場で見たゴジラシリーズでした。今でも一番好き。

 


 

『G戦場の浦賀』

 

江戸の町で、蘭学者高山弓弦(たかやま・ゆづる)が行方不明になった。

彼は最近、眼に見えぬ小さなエレキテル生物(今でいう微生物、バクテリア)の研究に没頭していたらしい。また、彼の周囲では怪しい風貌の男たちが目撃されている。

英傑たちは彼の行方を探すことになった。

調査を進めていくうちに英傑たちは、高山弓弦の周囲で目撃された男たちが、男装の女武芸者である三枝未冬(さえぐさ・みふゆ)をつけ狙っていることを知る。彼らは、未冬が差している、三枝家に代々伝わる刀を狙っているようだ。

果たしてその目的は…。

 


 

江戸の南、伊豆大島三原山

その火口には、かつて、遥か南方の島々にて破壊の限りを尽くし、人々を恐怖のどん底に陥れた、巨大妖怪「G(示威)」が眠っている。

その妖怪が持つ再生能力を兵器の研究に利用しようと企み、妖怪の体組織を狙っていたのが、高山弓弦や三枝未冬の周囲に現れていた、エゲレス(イギリス)の諜報機関である。

実は、三枝未冬が持つ刀の柄にはGの体組織が埋め込まれており、エゲレスはそれを手に入れようとしたのであり、また、その研究を行うために、高山弓弦を拉致して研究を行わせていたのである。

彼らは、英傑たちが弓弦を救出し、未冬から刀を奪うことに失敗すると、三原山の火口を爆破しGをよみがえらせてしまった。

海を北上し、江戸へと近づくG。

上陸すれば江戸市中は火の海に包まれ、壊滅してしまうだろう。

英傑たちはそれを阻止するために、浦賀水道にてGを迎え撃つ。

 


 

Gの力はとてつもなく強大であり、英傑たちの力を結集しても簡単に打ち倒すことは難しい。

高山弓弦が三枝未冬の持つ刀からGの体組織を採取し、研究を行うことで、Gの再生能力を封じる武器を作りだすことができる。

英傑たちがそれを用いて見事Gを討ち果たし、エゲレスの野望を打ち砕くことで、物語は一件落着となる。